坂道の向こうにある海

坂道の向こうにある海

サカミチノムコウニアルウミ

文芸(単行本)

いつか、大切な人と見つけたい光景がある
『しずかな日々』『るり姉』で人気急上昇の著者、初の青春群像ストーリー!

朝子と正人、卓也と梓は恋人同士。けれど少し前までは、朝子は卓也と、正人が梓と付き合っていて……。城下町・小田原を舞台に描かれる、傷つき、もつれた四角関係の“その後”。

[登場人物紹介]
●朝子
略奪愛を貫き正人の恋人になる。でも、彼の前では素直になれず、つい嫌な女を見せてしまう一面も。
●梓
正人の元・恋人。美人で素直。一見、完全に見えるものの、実はひどく脆い内面を抱えた女の子。
●卓也
飄々として無口な、マイペース男子。朝子と別れたあとに梓と付き合い、今までの恋がまやかしだったと気づく。
●正人
仕事もでき、誰にでも好かれる好青年。反面、自分自身と家族に対して複雑な想いを抱いている。


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書誌情報

紙版

発売日

2009年11月28日

ISBN

9784062158978

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

270ページ

初出

『小説現代』2008年4月号、7月号、10月号、2009年2月号、5月号、8月号

著者紹介