
禁欲と強欲-デフレ不況の考え方
キンヨクトゴウヨクデフレフキョウノカンガエカタ
ベストセラー『スタバではグランデを買え!』の著者が、
過酷なデフレ不況の真相解明に挑む!
経済危機の犯人は「強欲な金融」ではなかった!
際限なき「値下げ競争」は日本経済をどこに導くのか?
復活へのカギを握る「欲望と消費」の専門家と徹底追求する――。
デフレ地獄から脱出し、日本経済を根本から立て直すための発想法――。
●「エコカーに補助金」の愚に気づけ!
●ユニクロが格安ジーンズを「ジーユー」ブランドで出した理由を考えよ!
●「無益なモノ」こそ高く売れ!
●経営者はつねに「値上げのタイミング」を見計らうべし!
●顧客満足度、利益率、賃金の三高企業を目指せ!
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目次
第一章 賢者の消費、愚者の金融
第二章 有益は低価値、無益だからこそ高価値
第三章 禁欲が生み、金融が増幅させる、消費への欲望
第四章 消費と金融は、現代人をどこに向かわせるか?
書誌情報
紙版
発売日
2010年03月16日
ISBN
9784062159920
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
290ページ
著者紹介
(よしもと・よしお) 著述家(元大学教員・元銀行員)。専門は、金融経済論、生活経済学、国際金融論など。著書に『金融工学の悪魔』(日本評論社)、『スタバではグランデを買え!』(ダイヤモンド社)、『金融広告を読め』(光文社新書)、『デリバティブ汚染』(講談社)などがある。2009年より、NHKの経済教育番組「出社が楽しい経済学」の監修・出演。
(さかもと・としお) 南山大学経済学部教授。専門は、消費社会論、理論社会学。著書に、『プライバシーのドラマトゥルギー――フィクション・秘密・個人の神話』(世界思想社)、『ポスト・プライバシー』(青弓社)などがある。