
女子アナ・吏良の海上自衛隊メンタルヘルス奮闘記
ジョシアナリラノカイジョウジエイタイメンタルヘルスフントウキ
- 著: 山下 吏良
NHKキャスターから海自 ・臨 床心理士に大転身!
自殺や事故が頻発する海上自衛隊で、戦う男たちに寄り添う吏良1尉の24時間!
隊員の「うつ、心の病」のケアに奔走するメンタルヘルス最前線。
【内容紹介】
海自の現実を白日の下に晒す本書は、「海上自衛隊にとって両刃の剣である」
海上自衛隊といえども隊員の構成は日本社会の縮図。社会に若者の非行が蔓延すれば海上自衛隊でも非行が起こる。
世間にうつ病や自殺が増えれば海上自衛隊でも増える。
それどころか、自殺に関して言えば、不況にも強く壮健であるはずの海上自衛官の自殺発生率が、ときに成人男子の平均よりも高いというのはどうしたことだろうか? 海上自衛隊に特有の隠れた事故要因があるのか?
私が著者を知ったのは舞鶴地方総監のときだが、「海上自衛隊にもこういう人材が求められて入ってくる時代になったのか……」と、複雑な感慨を持った――。
――海上自衛隊佐世保地方総監・加藤耕司(「あとがき」より要旨抜粋)
【主な内容】
序章 事故の第一報
「くらまが衝突!」第一報が飛び込んできた
第1章 海自になぜ自殺者が多いのか
自殺の第一報! その日、私たちのチームは
第2章 女子アナの私が自衛隊に入った理由
私が転職を決意したあの出来事
第3章 入ってびっくり自衛隊ライフ
「軍人たる者、傘をさしてどうする」
第4章 メンタルヘルスの最前線へ
自衛隊を「弱音を吐ける組織」にしたい
第5章 日課は超多忙
「仕分け」面談開始
第6章 臨床心理士の役割
インド洋派遣艦へのメンタルヘルス
第7章 アフターケアの難しさ
惨事の現場とPTSD
第8章 心の病とどう付き合うか
身近な人がうつ病かなと思ったら
巻末レポート
うつ病とは何かー海上自衛隊医官・角田智哉
- 前巻
- 次巻
目次
序章 事故の第一報
「くらまが衝突!」第一報が飛び込んできた
第1章 海自になぜ自殺者が多いのか
自殺の第一報! その日、私たちのチームは
第2章 女子アナの私が自衛隊に入った理由
私が転職を決意したあの出来事
第3章 入ってびっくり自衛隊ライフ
「軍人たる者、傘をさしてどうする」
第4章 メンタルヘルスの最前線へ
自衛隊を「弱音を吐ける組織」にしたい
第5章 日課は超多忙
「仕分け」面談開始
第6章 臨床心理士の役割
インド洋派遣艦へのメンタルヘルス
第7章 アフターケアの難しさ
惨事の現場とPTSD
第8章 心の病とどう付き合うか
身近な人がうつ病かなと思ったら
巻末レポート
うつ病とは何かー海上自衛隊医官・角田智哉
書誌情報
紙版
発売日
2010年12月08日
ISBN
9784062160704
判型
四六
価格
定価:1,980円(本体1,800円)
ページ数
266ページ
著者紹介
(やました・りら) 1972年、京都生まれ。同志社大学(心理学専攻)卒。テレビ大阪報道部記者を経て、NHKでニュースキャスターを務めたのち、フリーアナウンサーに。 この間、阪神淡路大震災や臓器移植問題の取材を通して、メンタルヘルスケアに興味を持ち、京都ノートルダム女子大大学院で臨床心理学を履修。 臨床心理士試験に合格し、2 0 0 7年10月、海上自衛隊に入隊。 現在、佐世保地方総監部で日々、海自隊員の心のケアに奔走中。