身をつくし 清四郎よろづ屋始末

身をつくし 清四郎よろづ屋始末

ミヲツクシセイシロウヨロヅヤシマツ

文芸(単行本)

今の手前は、もう町人です――
何でもござれのよろづ屋稼業は大繁盛だが、飛び切りの笑顔を見せる清四郎の心に淀むのは、秘して語らない過去。

訳あり美男、お江戸の私立探偵が大活躍
新進気鋭が描く時代長編

未練だな――元南町奉行所内与力筆頭・杜清四郎――根津権現近くで「よろず相談所」を開く清四郎は、自ら望んで、今こうしている、はずだった。「おふみの簪」「正直与兵衛」「お染観音」――次々と舞い込む事件を解くうちに明らかになる、その過去が、清四郎の秘密と苦悩を浮き彫りにしていく。気鋭の時代小説作家の渾身作。


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書誌情報

紙版

発売日

2010年03月12日

ISBN

9784062160896

判型

四六

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

ページ数

202ページ

初出

本書は、インターネット上で発表した作品に加筆修正して単行本化したもの。

著者紹介