囮同心 深川醜聞始末

囮同心 深川醜聞始末

オトリドウシンフカガワシュウブンシマツ

文芸(単行本)

時代小説誌「KENZAN!」発 隠密同心の生き様を描く、傑作時代長編

この命が、標的だ。
隠密、十兵衛が探りを入れているのは、材木屋への放火犯。が、関わる者が次々に殺され、解決の糸口を失う。闇に潜む刺客に、あえて身を晒すしかないのか。

命を張ったぎりぎりの探索。紙一重でかわす斬撃。――間違いなく、おれは真の犯人に近づいている。

付け火の現場を目撃したという左官が殺された。さらに、探りを入れていた下っ引きが水死体で見つかる。そこへ、付け火された材木屋のおかみと番頭の、密通の噂。浮気相手が怪しい。が、動き出した十兵衛を斬撃が襲う。どうやら、刺客の次の標的は十兵衛のようだ!


  • 前巻
  • 次巻

書誌情報

紙版

発売日

2010年03月20日

ISBN

9784062161046

判型

四六変型

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

226ページ

初出

『KENZAN!』Vol.8(2009年3月)、Vol.9(2009年7月)、Vol.10(2009年11月)、「材木屋椿屋 八丁堀手控え帖」を単行本化にあたり改題。

著者紹介