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チンパンジーはなぜヒトにならなかったのか 99パーセント遺伝子が一致するのに似ても似つかぬ兄弟
チンパンジーハナゼヒトニナラナカッタノカ
遺伝子の99パーセントが一致しながらも、ヒトとチンパンジーはまったく異なる生き物へと進化した。
ヒトとチンパンジーが分岐した700万年前から今日にいたるまで、両者はどのような道筋をたどってきたのか。そして、チンパンジーの研究は人類にどのような恩恵をもたらすのか?
体液、脳、そしてからだから、ヒトとチンパンジーを分かつ境界線を探り、最先端科学と霊長類学の観点をからみ合わせて人類の起源と未来を探る。
「人間のようなもの」であるチンパンジーを知ることで、人間でいることの意味を知ることができる!
- 前巻
- 次巻
目次
はじめに
第一部 血
第1章 進化のツリー
第2章 ふたつがひとつに
第3章 病気と健康
第4章 伝染病の猛威
第二部 脳
第5章 しゃべる類人猿
第6章 言葉をつかさどる遺伝子
第7章 心のギャップ
第8章 頭と頭をつき合わせて
第三部 からだ
第9章 歩いて進め
第10章 肉欲の話
第11章 チンパンジーの生きる道
第12章 野生児として
書誌情報
紙版
発売日
2012年09月21日
ISBN
9784062161732
判型
四六
価格
定価:3,080円(本体2,800円)
ページ数
466ページ
著者紹介
ジョン・コーエン(Jon Cohen)【著者】 国際的な科学雑誌「サイエンス」誌の記者。ほかにも、「アトランティック」「ニューヨーカー」「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」「ワシントン・ポスト」「ディスカバー」「スミソニアン」「スレート」などに記事を書いている。著書は『Shots in the Dark』『Coming to Term』。カリフォルニア州カーディフ・バイ・ザ・シー在住。
訳: 大野 晶子
大野晶子(おおの・あきこ)【訳者】 英米文学翻訳家。おもな訳書にブライアン・サイクス著『イヴの七人の娘たち』、ヘレン・フィッシャー著『人はなぜ恋に落ちるのか?』(ともにヴィレッジブックス)、ダミアン・フラナガン著『世界文学のスーパースター 夏目漱石』(講談社インターナショナル)、ニコラス・スパークス著『メッセージ・イン・ア・ボトル』(ソフトバンク文庫)など多数。