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聖地にはこんなに秘密がある
セイチニハコンナニヒミツガアル
- 著: 島田 裕巳
日本の宗教史の大半は、明治になって国家神道が生まれるまで、古代の神と中国大陸から新たに入って来た仏教が一体となった神仏習合時代。その独特に豊かな信仰の世界が甦ります。日本人が一つになって頑張らないといけない今だからこそ知りたい、「古代から受け継がれたもう一つの日本」。ゆっくり楽しんでお読み下さい!
1500年ものあいだ8万点にのぼる財宝がひっそりと放置されていた沖ノ島の岩陰。
古代に磐座(いわくら)として据えられた三輪山の岩。神女を生む12年に一度の祭祀イザイホーが行われていた久高島のクボー御嶽(うたき)にある林間の何もない空間。神話時代の日本人が何をしていたのかを今に伝えるそれら聖地に、宗教学の第一人者・島田裕巳氏が分け入りました。何の変哲もない山や岩が、なぜ突然神の依代(よりしろ)に変わり、現代まで崇められて日本人のこころの拠り所となり続けるのか。その秘密を明かしていきます。
日本の宗教史の大半は、明治になって国家神道が生まれるまで、古代の神と中国大陸から新たに入って来た仏教が一体となった神仏習合時代。その独特に豊かな信仰の世界が甦ります。日本人が一つになって頑張らないといけない今だからこそ知りたい「古代から受け継がれたもう一つの日本」。ゆっくり楽しんでお読み下さい!
第1章 クボー御嶽@久高島 何もない空間を聖地にするもの
第2章 大神神社@奈良 なぜ神体山は封印されたのか
第3章 天理教教会本部@奈良 訪れる者を圧倒する一大宗教都市
第4章 稲荷山@京都 何でも呑み込む現世利益信仰
第5章 靖国神社@東京 英霊とギャルの祭典
第6章 伊勢神宮@三重 なぜ古代の継承神話が必要なのか
第7章 出雲大社@島根 神が人間の前に現れるとき
第8章 沖ノ島@福岡 タブーで封印された聖地
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書誌情報
紙版
発売日
2011年06月10日
ISBN
9784062164757
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
258ページ
電子版
発売日
2013年12月20日
JDCN
0621647500100011000S
著者紹介
(しまだ・ひろみ) 宗教学者、文筆家。1953年東京生まれ。1976年東京大学文学部宗教学科卒業。1984年同大学大学院人文科学研究科博士課程修了(宗教学専攻)。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員などを歴任。著書に『オウム なぜ宗教はテロリズムを生んだのか』(トランスビュー)、『創価学会』『世界の宗教がざっくりわかる』(新潮新書)、『日本の10大新宗教』『葬式は、要らない』『戒名は、自分で決める』(幻冬舎新書)、『新宗教ビジネス』(講談社)、『人はひとりで死ぬ――「無縁社会」を生きるために』(NHK出版新書)ほか多数。
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