わたしの茶の間

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わたしの茶の間

ワタシノチャノマ

文芸(単行本)

「どうしてこうおせっかいなのか――ときどき主人に笑われたり叱られたりして反省するのだけれど、一向になおらない。(これは下町育ち、浅草生まれのせいかしら)自分でそう言い訳をしてみたりする。」(「おせっかいの反省」より)
女優・沢村貞子。ふだんの暮らしを楽しむ人生の達人がほがらかに書き残した、子ども時代の回想、夫への愛情と感謝、老いへの心構え、そして女優に関する十二章。日本人が心に秘めた「美」と「徳」を呼び覚ます珠玉の名エッセイ集を新装復刻。


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書誌情報

紙版

発売日

2011年02月27日

ISBN

9784062166973

判型

四六

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

314ページ

初出

1982年12月、光文社より単行本として、1986年5月に光文社文庫より刊行された。

著者紹介

著: 沢村 貞子(サワムラ サダコ)

1908年東京生まれ。女優・エッセイスト。府立第一高等女学校(現・都立白鴎高等学校)卒業。日本女子大学在学中に新築地劇団に入団、治安維持法違反で獄中生活を送り、大学は中退。その後、日活太秦現代劇部に入社。34年、映画デビューし、小津安二郎監督作品をはじめ数々の作品に出演、またテレビドラマにおいて名脇役として活躍する一方、日々の暮らしを綴ったエッセイを発表し、77年に刊行した『私の浅草』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞