散り残る

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散り残る

チリノコル

文芸(単行本)

誠之助が住み込んだ薬種問屋には、たおやかな娘と謎の浪人、そして事件が待っていた。
遠慮なく、心を射止めさせていただきます。
医師を目指す青年の鬱屈と成長の日々――気鋭が描く青春時代長編。

師の診療所に、誠之助は再び戻れるのだろうか?
突然、師に命じられて、気落ちしながら住み込んだ薬種問屋には、広大な薬草園を仕切る、しっかり者の娘・早苗がいた。誠之助は彼女に心惹かれたが、どうも、用心棒の左近との間に、何か訳がありそうに見える。早苗の右手が不自由なことと関係があるようなのだが……。


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書誌情報

紙版

発売日

2011年01月29日

ISBN

9784062167499

判型

四六変型

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

242ページ

初出

『KENZAN!』Vol.8~10(2009年3月・7月・11月)単行本化に際し、大幅に書き直したもの。

著者紹介