幸田家のきもの

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幸田家のきもの

コウダケノキモノ

文芸(単行本)

折々の情景のなかでよみがえる心に残るきものと女三代の人生
静謐な文章で綴る幸田家のきものと暮らし

●初めてのきもの:幼い孫のため、祖母・文が用意してくれた初めてのきものの思い出。
●十三参り:着つけてもらった帯はすこしきつかった。そこで祖母がとった行動は?
●本のきもの:「幸田文全集」を飾った「幸田格子」の布。この布の誕生の秘密。
●つながる縁:かつて祖母のきものを仕立ててくれた人との時を隔てた出会い。
●蕨の帯:娘が嫁ぐ相手を迎える日、母がみせたきものへのこだわりと気遣い。
●島田と振り袖:初めて地髪で島田を結った十代の終わり。そして結婚の時に再び……。
幸田家の女たち三代の、大切な想いあふれるエッセイ13章。


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書誌情報

紙版

発売日

2011年02月26日

ISBN

9784062168076

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

178ページ

初出

『ミセス』に連載された「祖母、幸田文の姿見の中に」(2006年1月号~2007年1月号)をもとに、加筆、修正を施し再構成した。

著者紹介