黄金の騎士団

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黄金の騎士団

キンノキシダン

文芸(単行本)

未完の遺作 井上ひさしの見果てぬ夢
子ども共和国をつくるために、聖母の騎士園の少年たちが商品先物取引で数百億の資金を生み出すと、国際資本と政治家が立ちふさがった。逆転の大芝居の結果は!?

「先生、どこにおいでなのか、教えてください!」
――ここは、黄金(きん)の騎士団の本部じゃ。長寿庵さん、ここへてんぷらそばを三人前、届けてくれんか。
「長寿庵……? こちらは若葉ホームです。ぼくは外堀です。先生、騎士団の本部ってどこにあるんですか」――<本文より>


目次

不意打ち
悪い種子
帰還
騎士来たる
保険組合
保障の鎖
居候
パンドラのはこ
数字との戦い
賭博論争
入団式
強敵
花の雲

子どもの国
保険騒動

咲花子供歌舞伎
オッペンハイマーの影
勝負
咲花の森の中で
密談
トレンドグラフの謎
パーティの準備
脚本づくり
秘書とディレクター

書誌情報

紙版

発売日

2011年04月26日

ISBN

9784062168489

判型

四六

価格

定価:2,090円(本体1,900円)

ページ数

626ページ

初出

『夕刊フジ』1988年6月21日~1989年7月12日まで297回連載後、中断した。

著者紹介

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