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オッサンフォー
オッサンフォー
かつて腕利きの詐欺師だった主人公を含むオッサン4人。ドジを踏み解散。今でもたまに会っている。しかし、主人公の行きつけのスナックのママが経営危機に陥る。「もう死のうと思てんねん」と漏らすママに、主人公は「ワシに任せろ」と請け合う。義憤もあるが、実はホレているのだ。昔とった杵柄。かつての仲間を集め、4人は奇想天外な詐欺を仕掛ける。相手はママの昔の男にして、市政を牛耳る大物!
舞台は大阪。
主人公は4人の詐欺師。
「一発、やってこましたれ」
“ちゃんとした大人”になり損ねた彼らは
現役に復帰し
大阪市議会の実力議員を相手に、
奇想天外な詐欺を仕掛ける。
人間のリアリズムがあふれる街、大阪で繰り広げられる
「中年の青春小説」。
装画:森恒二
★在阪マスコミ、絶賛の嵐!
「大阪を代表する悪漢小説がついに生まれた。
カタギになれない4人のオッサンたちが愛おしい。
実際にいれば、こんな奴らには関わりたくないが、ぜひ取材してみたい。
中島らもの衣鉢を継ぐのはこの作者しかいない」
(日刊ゲンダイ大阪元記者 西埜隆文)
「罪を犯すことでしか、人との交わりで慰めを得ることができない。
純粋だけれど邪悪で、生きづらさを抱えた主人公たちは、
誰もに潜んでいる肯定も決別もできない分身だ」
(デイリースポーツ記者 中山伸治)
「吉本新喜劇のようなアホやなーと言ってしまいそうなオチでした。
大阪出身の作家さんだけあって、
大阪人独特の『転んでもただでは起きません』根性や底力を4人から感じました。
大阪らしい場所も沢山でてきて、想像しながら読んでて楽しかったです。
にしても、有りそうな話ですね~
っていうかノンフィクションですか!?」
(フリーカメラマン 谷口紀子)
「ヤタケタでヤニコイ人必読!
ヤタケタ、ヤニコイって何???という人は、迷わず読めよ、
読めばわかるさ!」
(デイリースポーツ・クオリティ 高橋亮)
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書誌情報
紙版
発売日
2012年09月20日
ISBN
9784062168656
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
266ページ
電子版
発売日
2012年12月28日
JDCN
0621686500100011000E
著者紹介
堀田純司(ほった・じゅんじ、作家) 1969年、大阪府大阪市生まれ。 高校中退後、上智大学文学部ドイツ文学科卒業。 漫画編集者などを経て独立しフリーに。 ライターとしての著書に『スゴい雑誌』(講談社文庫)、『人とロボットの秘密』『ツンデレと僕とハイデガー』(講談社)、『自殺するなら引きこもれ』(光文社新書)ほか。 編集として『生協の白石さん』(講談社)ほかを手がける。 2010年、「作家が自分たちで作る日本で初めての電子書籍」『AiR』の編集人として話題を集める。 twitter@h_taj
絵: 森 恒二(モリ コウジ)