
吃音センセイ -桜舞う校庭で
キツオンセンセイサクラマウコウテイデ
- 著: 佐藤 文昭
「病気で入院しているお母さんが、死んでしまうかもしれない……」そのショ ックで吃音になってしまった5歳の少女、京子。言葉がうまく出てこないことか ら、いじめられてくじけそうになったのを救ってくれたのは、同級生との淡い 恋であり、大学で出会った恩師でした。やがてハンデを克服して小学校の国語 の教師となった京子は、思いがけない場所で初恋の人と再会し……。
実話をもとに、映画『英国王のスピーチ』でも話題の「吃音」をテーマに、 ハンデと真正面から向き合う少女の心の葛藤を優しい物語にしました。吃音で お悩みの方はもちろん、子育て中のお母さん、少年少女たちに広く読んでいた だきたい感動的なお話です。
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目次
1、小さな心のなかで
序章――花の精/桜の子/異変/入学/タイジ/友だち/問題児
2、恋の芽生え
転校生/母親/小島君/不良/図書室/漬物ディナー/思い出
3、輝きのために
手紙/大学/教師/青年画家/ひいき/キス
4、桜の咲きほころぶころ
矯正所/絶望/紙吹雪/卒業式/再会/終章――桜雨
書誌情報
紙版
発売日
2011年04月22日
ISBN
9784062169431
判型
四六
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
ページ数
230ページ