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絵本マボロシの鳥
エホンマボロシノトリ

いつの時代の、どこの国の話かはわからない。
その日、場末のオリオン劇場には、入りきれないほどの観客がつめかけていた。だれも、かれも目的はただひとつ。魔人チカブーの芸、「マボロシの鳥」を見ること。
ところが強欲支配人が客をつめこみすぎ、空気を入れようと天窓が開けたせいで、マボロシの鳥は飛び去ってしまう……。
新潮社より2010年に刊行された爆笑問題・太田光の短編小説集『マボロシの鳥』の表題作を、現代を代表する影絵作家、藤城清治が絵本化。
ふたつのイマジネーションが共鳴しつつ高みへといたる、まさに奇跡のコラボレーション!
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書誌情報
紙版
発売日
2011年05月17日
ISBN
9784062169561
判型
B12取
価格
定価:3,143円(本体2,857円)
ページ数
84ページ
初出
2010年に新潮社より刊行された短編小説集「マボロシの鳥」の表題作を原作とし、絵本用に文章を短くするなど手を加えて、刊行したもの。
著者紹介
その他: 藤城 清治(フジシロ セイジ)
(ふじしろ せいじ) 1924年東京に生まれる。慶應義塾大学経済学部卒業。12歳から油絵を始め、独立美術協会展、新制作派展に入選。卒業後、名編集者の花森安治に認められ、雑誌「暮しの手帖」に影絵を連載。テレビ、影絵、国内外での展覧会の開催など多彩な活動を続ける。1983年には『銀河鉄道の夜』で、ブラチスラヴァ国際絵本原画コンクール・金のりんご賞を受賞。ほかに紫綬褒章、勲四等朝日小綬章、日本児童文芸家協会児童文化功労者など、多数の叙勲、受賞歴がある。近著に『ぶどう酒びんのふしぎな旅』(講談社)がある。
原作・文: 太田 光(オオタ ヒカリ)
(おおた ひかり) 1965年埼玉県生まれ。日本大学芸術学部中退。田中裕二と漫才コンビ「爆笑問題」で活躍。独特の切れ味の鋭いトークで人気を集めている。タレントとしの活動のほかにエッセイなども旺盛に発表、文化人としても注目されている。この絵本の原作「マボロシの鳥」が収録された小説集『マボロシの鳥』(新潮社刊)は、大きな話題をよび15万部を超えるベストセラーとなっている。本書は初めての絵本作品。