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愛という名のスクープ
アイトイウナノスクープ
- 著: 梨元 玲子
2010年6月5日、まさかの肺がん宣告――。そして凄絶な闘病生活がはじまる。しかしながら、その病室には、夫、妻、娘それぞれが家族の絆を取り戻す、家族だけの濃密な時間が流れていた……。
戦後日本のテレビがもっとも輝いていた時代のワイドショーを舞台に、芸能という虚実ないまぜの世界で突撃レポーターとして活躍した梨元さんとの30年をふりかえり、夫人・玲子さんが綴る、ある家族と愛の物語
闘病中、梨元さんは、奥さんに二度目の恋をされていました。
とても素敵なことだと思いました。
――萩原健一
【本書内容】
後ろ指指されても/うれしくて号泣した長い一日の終わり/家庭の温もりを知らずに育ってきた人/気がつけば芸能レポーターの妻/父親の役目がわからない! 娘との確執/家族だけの濃密な時間が流れた病室/萩原さんの弔辞で初めて知った主人の苦悩
主人がとうとう天国にまで「出張」していった、2010年8月21日午前5時19分からおよそ17時間が経っていました。娘が、ノートをみながら、「えっ、お父さん、こんなこと書いていたんだ」と言うなり、はらはらと涙をこぼし始めました。
(序章「うれしくて号泣した長い一日の終わり」より)
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書誌情報
紙版
発売日
2011年08月11日
ISBN
9784062170352
判型
四六
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
242ページ
著者紹介
(なしもと・れいこ) 1946年生まれ。高校時代に演劇サークル仲間だったことが縁で、75年1月に結婚。勝氏とともに夫唱婦随でインタビューの仕事をしたことも。勝氏は、76年、講談社の女性週刊誌『ヤングレディ』記者から芸能レポーターに転身。テレビ朝日系「アフタヌーンショー」を皮切りに、各局のワイドショーで大活躍。「恐縮です」のキャッチフレーズでするどく芸能人にくいこみスクープを連発。長女・麻里奈さん(31歳)は、タレントとしてテレビ・ラジオで活動中。