畦と銃

マイページに作品情報をお届け!

畦と銃

アゼトジュウ

文芸(単行本)

“最強の農夫”、“樹上で叫ぶ少女”、“絆で結ばれた牧童たち”が、破壊された農地、山林、牧場を再生すべく蜂起する!!
2011年大本命、大傑作小説!!

――地図から消えたところで、ミナギの魂は死にはしねえ。
怪童・真藤順丈が呼び醒ます、あまりにも力強く、心強い消滅の物語。

勇気を。
「百姓の百ある業のひとつめ、一は一揆だぜ」
第一次産業の村、ミナギ。この地には拳銃があり、自らの畦を超えて乱暴を働く“あぜやぶり”たちがいた。
「本物のロックは、ずぇぇったいに山を守る!」
第一部では農業、第二部では林業、そして第三部では畜産に命を捧げる“あぜやぶり”たちが、かけがえのないもののために蜂起する。
「生きてる証拠ならいくらでもあげる」
全て壊すという選択は、全て造り直すという選択。
怪童・真藤順丈が圧倒的な才能とセンスで描き尽くした、ハードボイルド第一次産業小説!


書誌情報

紙版

発売日

2011年07月07日

ISBN

9784062170840

判型

四六変型

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

330ページ

初出

収録作品参照

収録作品

  • 作品名

    拳銃と農夫

    初出

    『エソラ』2009年4月第7号

  • 作品名

    第二次間伐戦争

    初出

    『エソラ』2009年9月第8号(「ハードボイルド間伐フィールド」を改題)

  • 作品名

    ガウチョ防衛線

    初出

    『エソラ』2010年8月第10号(「牧童たち」を改題)

  • 作品名

    あぜやぶり・リターンズ

    初出

    書き下ろし

著者紹介

既刊・関連作品一覧