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レッドマーケット 人体部品産業の真実
レッドマーケットジンタイブヒンサンギョウノシンジツ
インド……経済的成長著しいこの国の、混沌とした片田舎で繰り広げられる骨泥棒。しかしそれは、骨だけではなかった。靱帯や角膜、心臓、肝臓、腎臓などの臓器、血液、さらには人間本体までが日々売りに出され、買い取られている。
インドだけではない。中国、ヨーロッパ、アフリカ……世界中で取引される人間の部品(パーツマーケット)の実態とは?
気鋭のジャーナリストが暴く、その驚くべき真実に迫る。
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目次
はじめに 行き詰まり
イントロダクション 「ヒト」か「肉」か
第1章 蹂りんされる遺体
第2章 骨工場
第3章 腎臓を探し求めて
第4章 両親に会ってください
第5章 無原罪の宿り――体外受精
第6章 出産したら現金払い――代理出産
第7章 商品としての血液
第8章 人間モルモットの臨床的労働
第9章 永久の命を約すもの
第10章 黒いゴールド
おわりに ロレッタ・ハーデスティに寄せて
書誌情報
紙版
発売日
2012年04月06日
ISBN
9784062172554
判型
四六
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
ページ数
304ページ
著者紹介
調査報道を専門とするアメリカ人ジャーナリスト。インドにのべ10年滞在し、Wired、Mother Jones、Foreign Policyなどに寄稿する他、BBC、CBC、ナショナル ジオグラフィックなどのテレビ番組やラジオ番組のレポーターも務める。 本書にも収められた子供の拉致、売買を扱った報道では、2010年にジャーナリズムにおける倫理賞(The Payne Award for Ethics in Journalism)を受賞。URL:www.scottcarney.com
翻訳者。東京都に生まれる。国際基督教大学教養学部卒。訳書に、『「ありのまま」という才能』(辰巳出版)、『世界のスピリチュアル・スポット』(ランダムハウス講談社)、『幸運なる二世 ジョージ・ブッシュの真実』(共訳・青山出版社)、『依存症から回復した大統領夫人』(大和書房)、『怖るべき天才児』(三修社)などがある。
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