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赤刃
セキジン
- 著: 長浦 京

第6回小説現代長編新人賞受賞作! 徳川家光の治世。百を超える<辻斬り>の災禍に、江戸の町は震撼していた。殺戮集団の主犯は、戦国の英雄、元津藩士の赤迫雅峰とその一党。幕府が送る刺客は次々と返り討ちにあい、老中・松平伊豆守は切り札となる<掃討使>に旗本・小留間逸次郎を任命する。赤迫対逸次郎、血塗られた闘いは連鎖し、やがて市中は戦場と化す――。無惨にして無常。これぞ、新時代の剣戟活劇!
第6回小説現代長編新人賞受賞作!
伊集院静氏「現代人が失いかけている、ひたむきさ、けなげさがまことによく出ている。乱を孕む時代を疾走する青年武士、逸次郎は爽快であった」
石田衣良氏「戦場の異種格闘技としての武士の決闘を描く。現在の時代小説に欠落している部分を埋める可能性のある作品」
江戸初期、徳川家光の治世。百を超える<辻斬り>の災禍に、江戸の町は震撼していた。殺戮集団の主犯は、戦国の英雄、元津藩士の赤迫雅峰とその一党。幕府が送る刺客は次々と返り討ちにあい、老中・松平伊豆守は切り札となる<掃討使>に旗本・小留間逸次郎を任命する。赤迫対逸次郎、血塗られた闘いは連鎖し、やがて市中は戦場と化す--。無惨にして無常。これぞ、新時代の剣戟活劇!
目次
一 水際
二 猫目の羅刹
三 夏炎
四 海道筋
五 辻斬り不動
六 凶人帳
七 槍先
八 外道
九 空漠
十 邪法
十一 死臭
十二 詭法
十三 花化粧
十四 餌
十五 毒
十六 楽園
十七 野狐禅・蓮花
十八 憑き物
十九 初雪
二十 血途
二十一 水面
二十二 周縁
書誌情報
紙版
発売日
2012年01月07日
ISBN
9784062173186
判型
四六変型
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
282ページ
著者紹介
長浦 京(ながうら・きょう) 1967年埼玉県生まれ。法政大学経営学部卒業後、出版社勤務などを経て放送作家に。その後、難病指定の病にかかり闘病生活に入る。退院後に初めて書き上げた今作で、第6回小説現代長編新人賞を受賞。現在は日本そば店勤務。その傍ら、執筆を続けている。