女神のタクト

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女神のタクト

メガミノタクト

文芸(単行本)

進め、前へ。音楽は魂だ! 『盤上のアルファ』で鮮烈デビューの著者、待望の最新刊。30歳にして職と男をなくした矢吹明菜。旅先で出会った老人に「アルバイトせえへんか?」と誘われる。金がなく公演もままならない小さな楽団に、ある男を連れてくれば報酬があるという。それが明菜と、一度は世界的に活躍した引きこもり指揮者・一宮拓斗、そしてオルケストラ神戸の出会いだった。笑いがいつしか感動になる音楽の奇跡の物語。


進め、前へ。音楽は魂だ!
お待たせしました! 『盤上のアルファ』の塩田武士、今度の舞台はオーケストラ!!

職と男を同時になくしつつもただでは起き上がらない女、矢吹明菜。
パワフルな“女神”が弱小楽団で出会った音楽の奇跡、そして、恋。

どう見てもたよりない指揮者と、あまりに濃いメンバー。
偶然、オルケストラ神戸に足を踏み入れた明菜だが、そこで封印していた「音楽」への思いを呼びさまされ――。
笑いがいつしか感動になる、猪突猛進・情熱物語!

『あんたも若い女、若い女って厚かましいなぁ。もう30回ってるやろ』
『黙れパンチパーマっ。これ以上年のこと言うと本気出すわよ』

この時、この場所でしか聴くことのできない音楽がある――


目次

序 章
第一章  その女、凶暴につき
第二章  宿無し女の初仕事
第三章  世の中はスイーツほど甘くない
第四章  白石麟太郎という男
第五章  天城越え
第六章  光の階段
終 章

書誌情報

紙版

発売日

2011年10月28日

ISBN

9784062173223

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

290ページ

著者紹介

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