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ひみつ
ヒミツ
- 著: 福田 隆浩
転校した先の学校で、自分が来る前に行われていた東川さんへのいじめに気づいてしまった明里は、入院している東川さんの事故が、実は自殺未遂ではなかったのかと疑います。やがて明里は東川さんへのいじめの証拠を少しずつ発見していき周囲に訴えるのですが、クラスメートはそのことで明里を敬遠し、ついには明里がいじめの対象になってしまいます。くじけそうになりつつも、明里にはいじめに負けられない理由があったのでした。
転校した先の学校で、自分が来る前に行われていた東川さんへのいじめに気づいてしまった明里は、入院している東川さんの事故が、実は自殺未遂ではなかったのかと疑います。やがて明里は東川さんへのいじめの証拠を少しずつ発見していき周囲に訴えるのですが、最初は優しかったクラスメートもそのことで明里を敬遠し、ついには明里がいじめの対象になってしまいます。くじけそうになりつつも、明里には前にいた学校での経験から、いじめに負けられない理由があったのでした。
現役の教師でもある作者が、子どもの心のなかにある「悪意」について真剣にむきあって書いた作品です。
ミステリーのように謎を追って読み進むうちに、どんどんリアルな子どもたちの悪意の世界に引き込まれてしまいます。
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書誌情報
紙版
発売日
2011年11月16日
ISBN
9784062173315
判型
四六
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
ページ数
194ページ
電子版
発売日
2018年02月02日
JDCN
06A0000000000011090Q
著者紹介
1963年生まれ。兵庫教育大学大学院修了。現在、長崎県の特別支援学校勤務。『熱風』で、第四八回講談社児童文学新人賞佳作入選する。その他『赤毛の女医・アン』『アン先生、急患です!』『天才女医、アンが行く』『夏の記者』など(以上講談社)長崎県西彼杵群在住。