川島芳子 知られざるさすらいの愛

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川島芳子 知られざるさすらいの愛

カワシマヨシコシラレザルサスライノアイ

「男装の麗人」川島芳子――清朝末期の皇女として生まれ、満州を舞台に日本軍の女スパイとして活躍し、終戦後には中国国民党の「スリーパー」になり、”ラスト・ミッション”日中国交回復を成し遂げ、本当の死を迎えるまでの激動の生き様を、元産経新聞香港支局長、中国問題に精通する著者がまとめた、感動の大河ロマン!

「男装の麗人」「東洋のマタ・ハリ」の異名をとった旧満州の女スパイ・川島芳子。第二次大戦後、中国国民党政府によって銃殺刑に処せられたが、実は処刑されておらず、国民党政権によって特務機関員として生かされ続けたとする「生存説」が根強い。本書は、生き延びた晩年の川島芳子の世話をしたという人物の周辺から貴重な証言を紡ぎ出し、激動の20世紀に弄ばれた美女の知られざる全生涯を辿った、はじめての通史である。『SAPIO』誌での大反響連載をもとに、大幅に加筆、再構成した。


ⒸMasaru Soma

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目次

まえがき
プロローグ 「処刑されたのは別人」
第一章 満州族の皇女から日本人の大陸浪人の一族に
第二章 「男装の麗人」として上海事変、満州国建国で暗躍
第三章 安国軍総司令から料亭の女将に、軍による「暗殺指令」
第四章 逮捕、裁判、そして処刑
第五章 川島芳子救出作戦
第六章 生き返った川島芳子の日常
第七章 蘇った川島芳子の中国での秘密活動
第八章 最後の特命 対日国交正常化工作
エピローグ 本当の最期、そして――
補遺

書誌情報

紙版

発売日

2012年01月22日

ISBN

9784062174541

判型

四六

価格

定価:2,200円(本体2,000円)

ページ数

386ページ

電子版

発売日

2022年10月28日

JDCN

06A0000000000547215K

著者紹介

著: 相馬 勝(ソウマ マサル)

(そうま・まさる) 1956年4月生まれ。。ジャーナリスト。東京外国語大学中国語学科卒業後、産経新聞社入社。中国関係を中心に国際畑を歩み、1992年2月から97年7月まで香港支局長を務める。1989年6月の天安門事件に際し、同年4月から7月までの3ヵ月間、北京で民主化運動の取材に当たる。1991年から92年にかけて、フルブライト研究員として、米ワシントンDCのジョージ・ワシントン大学ガストン・シグールセンター東アジア研究所の客員研究員。1998年から99年にかけて、米ハーバード大学のニーマン研究所ジャーナリズムフェロー特別研究員として、米国と東アジア問題を中心に研究。産経新聞外信部中国・東アジア担当次長などを経て、フリーに。著書に「北朝鮮最終殲滅計画」(講談社+α新書)、「ハーバード大学で日本はこう教えられている」(新潮社)、2001年小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞作「中国共産党に消された人々」など多数。

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