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旅する女
タビスルオンナ
- 著: 筒井 ともみ

個人旅行のコーディネイトを手がけていた集子(あつこ)が死に、依頼中の4人の女が彼女の部屋に集まる。編集者、主婦、学生と、職業はまちまちの4人は、自分に用意された旅にも興味はあったが、集子の自分のための「最後の旅」にも魅かれる。キューバ、ポルトガル、南フランス、インドと、4人は集子が残した資料を受け取り、それぞれの生活に戻ってゆく。集子の死は、残された女たちを自由な旅へと連れ出そうとしていた。
人気女性誌「FRaU」連載、待望の刊行
女たちよ、もっと無謀に自由になれ!
個人旅行のコーディネイトを手がけていた集子(あつこ)がパリで死んだ。数日後、依頼者の四人の女が集子の部屋に集まった。女たちは、生前の集子が書き残した「最後の旅」のことを知って心を動かされる。集子は世界中を旅しながら「私のための樹」を探していたという。職業や境遇はまちまちであった四人は新しい人生を求めて動き出す。集子の死は、残された女たちを自由な旅へと連れ出そうとしていた。
小泉今日子さん推薦!
「この小説には、疲れた女達がこれからの人生を旅するためのヒントがある。そうなのだ、諦めるにはまだ早いのだ。頑張れ! わたし」
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書誌情報
紙版
発売日
2012年06月08日
ISBN
9784062175111
判型
四六
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
186ページ
電子版
発売日
2012年07月20日
JDCN
0621751100100011000E
初出
『FRaU』2009年5月号、9月号、12月号、2010年5月号、9月号、12月号、2011年3月号、5月号。最終章は書き下ろし
著者紹介
脚本家、作家。映画『失楽園』『阿修羅のごとく』『嗤う伊右衛門』など、脚本を手がけた作品は多数。2005年には『ベロニカは死ぬことにした』の脚本とプ ロデュースを手がける。著書に『舌の記憶』(スイッチパブリッシング)、『食べる女』(新潮文庫)、『おいしい庭』(光文社)など。