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最後の小学校
サイゴノショウガッコウ
- 著: 秋山 忠嗣
佐賀県唐津市の北西部、玄界灘に、周囲約3.8kmの小島「向島(むくしま)」があります。豊かな海に抱かれ、海の幸にも恵まれています。警察も消防もコンビ二も、それどころかお店も一軒もない島です。 この島には、全校生徒がたったひとりの小学校があります。2012年の春、小学6年生の女の子が卒業すると、島から学校が消えてしまいます。休校を間近にひかえた小さな小学校の「さいごの一年間」です。
佐賀県唐津市肥前町の北西部、玄界灘に、50人ほどが暮らす、周囲約3.8kmの小島「向島(むくしま)」があります。島の主な産業は漁業。豊かな海に抱かれ、うに・あわび・わかめといった海の幸にも恵まれています。釣り目当ての観光客も訪れますが、宿泊所は小さな民宿2件だけです。警察も消防もコンビ二も、それどころかお店も一軒もない島です。
この島には、小学校がひとつあります。全校生徒は、小学6年生の女の子、たったひとりだけです。
2012年の春、たったひとりの生徒が卒業すると、島から学校が消えてしまいます。休校を間近にひかえた、小学6年生の女の子と、担任の先生、事務員の3人だけの、小さな小学校の「さいごの一年間」が綴られます。
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書誌情報
紙版
発売日
2012年03月31日
ISBN
9784062175265
判型
四六
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
258ページ
著者紹介
1981年、佐賀県吉野ヶ里町に生まれる。 地元の中学校に進学。中学二年生の時、不登校になり、部屋に引きこもるようになるが、人とのつながりをきっかけに定時制高校に進む。 その後、教員になるという夢を見つけ、大学へ進学。小学校教員としての日々を送っている。 現在の勤務先は、佐賀県唐津市の入野小学校向島分校。生徒ひとり、先生ひとり、職員ひとりだけの、おそくら日本でいちばん小さな学校で、ユニークな学校生活を送っている。