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廃工場のティンカー・ベル
ハイコウジョウノティンカーベル
- 著: 永嶋 恵美

廃工場、廃線、廃校……etc.人けなくうち捨てられた廃墟には、何かの気配が残っている。いつまでも消えることなく、時間を経るほどにむしろそれは強く漂う。人生に疲れたら、うら寂しい場所に行ってみよう。その何かが足下を照らし、背中を押してくれる。閉じこもりOL、家出少年、行きづまった事業主──彼ら彼女らの今を劇的に変化させる6つの物語。心に響く短編集。
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目次
廃工場のティンカー・ベル
廃線跡と眠る猫
廃校ラビリンス
廃園に薔薇の花咲く
廃村の放課後
廃道同窓会
書誌情報
紙版
発売日
2012年05月18日
ISBN
9784062176781
判型
四六変型
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
226ページ
電子版
発売日
2012年08月17日
JDCN
0621767800100011000J
初出
収録作品参照
収録作品
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作品名初出
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作品名
廃工場のティンカー・ベル
初出
『小説現代』2009年4月号
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作品名
廃線跡と眠る猫
初出
『小説現代』2009年8月号
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作品名
廃校ラビリンス
初出
『小説現代』2009年10月号
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作品名
廃園に薔薇の花咲く
初出
『小説現代』2010年11月号
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作品名
廃村の放課後
初出
『小説現代』2010年2月号
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作品名
廃道同窓会
初出
『小説現代』2011年4月号
著者紹介
1964年、福岡県生まれ。広島大学文学部哲学科卒業。2000年、『せん-さく』でデビュー。2004年発表の心理サスペンス長編『転落』で注目を集め、「ドメスティック・サスペンス」の旗手として活躍している。他の著書に『W─二つの夏』『災厄』『明日の話はしない』『泥棒猫ヒナコの事件簿 別れの夜には猫がいる』などがある。