修羅の宴

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修羅の宴

シュラノエン

文芸(単行本)

バブル期に大銀行から出向し、専門商社社長になった高卒の男。その城に居座るには結果を出し続けるしかなかった。未踏のビジネスを開拓し、頭取からの汚れ仕事を引き受け伸し上がる。地価も株価も天井知らずな狂乱の時代に蠢く、金だけを追い求める修羅たち。その宴は次第に、決して招いてはいけない男たちに巣食われていく。楡周平ならでは筆致で迫る、剥き出しの人間ドラマ。時代が人を狂わせたのか、人が時代を狂わせたのか。


「この城は俺の物。絶対に渡さない」
時代が人を狂わせるのか、人が時代を狂わせるのか。
高卒銀行マンは禁断の“錬金術”に手を出した――。

バブル期に大銀行から出向し、専門商社社長になった高卒の男。その城に居座るには結果を出し続けるしかなかった。未踏のビジネスを開拓し、頭取からの汚れ仕事を引き受け伸し上がる。地価も株価も天井知らずな狂乱の時代に蠢く、金だけを追い求める修羅たち。その宴は次第に、決して招いてはいけない男たちに巣くわれていく。
楡周平ならでは筆致で迫る、剥き出しの人間ドラマ。


書誌情報

紙版

発売日

2012年07月20日

ISBN

9784062177146

判型

四六変型

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

458ページ

初出

『週刊現代』2010年5月22日号~2011年6月4日号

著者紹介

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