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乱世の名将 治世の名臣
ランセノメイショウチセイノメイシン
- 著: 中村 彰彦

戦国から江戸、幕末、明治へと――。知られざる名将たちが遺したもの、時代の脇役たちが紡ぐ名エピソード、誰もが知るあの人物の真実の姿。著者の揺るぎない公平な史観が、有名無名の歴史人物を浮かび上がらせる! ベストセラー『名将がいて、愚者がいた』から連なる、歴史読み物の決定版!!
戦国から江戸、幕末、明治へと――。
知られざる名将たちが遺したもの、時代の脇役たちが紡ぐ名エピソード、誰もが知るあの人物の真実の姿。著者の揺るぎない公平な史観が、有名無名の歴史人物を浮かび上がらせる!
ベストセラー『名将がいて、愚者がいた』から連なる、歴史読み物の決定版!!
目次
I 歴史のクロスロード
知られざる名将・長野業正
柴田勝家は単なる猪武者か
大友家の名臣・立花道雪
高橋紹運、岩屋城に死す
出藍の誉れ・立花宗茂
浅井長政・痛恨の大錯覚
似た者同士・源頼家と武田勝頼
真田昌幸の生き残り策
移りゆく「赤備え」
時代考証あれやこれや
「交渉人」間野甚右衛門の説得術
お江与の方という女
異界への手紙を書いた男たち
徳川家光の生母は春日局か
江戸城天守閣は再建すべきか
殿中刃傷事件・豊島明重の場合
江戸時代の名裁き三例
「知恵伊豆」の夫婦愛
三十三間堂の「通し矢」裏話
田中玄宰の構造改革
幕末の侠客・会津の小鉄
近藤勇、土方歳三の偽名の由来
ガットリング砲異聞
山本帯刀・渡辺豹吉の「同葬の悲願」
男たちは何を目指して戦ったのか
坂本龍馬が明治を生きる
黒田清隆は妻を斬殺したか
「東洋一の用兵家」立見尚文
日清・日露戦争寸感
武士道精神が生きていた時代
II 時代は巡る
三内丸山遺跡で考えた
邪馬台国論争を考える
私の「中世」
私の古寺巡礼
III 私の会津史
史論はどのように書かれるべきか
烈婦・山本八重の会津戦争
会津・長州の和解
戊辰戦争とは何だったのか
書誌情報
紙版
発売日
2012年07月05日
ISBN
9784062177474
判型
四六
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
282ページ
初出
収録作品参照
収録作品
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作品名初出
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作品名
1 歴史のクロスロード
初出
『地方債月報』2009年5月号~2011年1月号(地方債協会)、『潮』2003年5月号(潮出版社)、『歴史通』2010年9月号「田中玄宰」(ワック)<0002につづく>
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作品名
続き
初出
<0001のつづき>『名城を歩く23 五稜郭』2004年11月(PHP研究所)、『文藝春秋』2009年11月号、2009年12月臨時増刊号(文藝春秋)<0003につづく>
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作品名
続き
初出
<0002のつづき>『SAPIO』2010年1月4日合併特大号(小学館)、『本の話』2004年5月号(文藝春秋)
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作品名
2 時代は巡る
初出
『文藝春秋』2008年4月臨時増刊号(文藝春秋)、『オール讀物』2009年1月号(文藝春秋)、『日本の中世月報12』2003年5月(中央公論新社)、『寺門興隆』2006年4月号(興山舎)
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作品名
3 私の会津史
初出
『会津人群像』2010年第17号、2009年第13号(歴史春秋社)、『歴史REAL』2011年第4号(洋泉社)、『公明新聞』2008年2月10日、
著者紹介
1949年栃木県生まれ。東北大学文学部卒業後、文藝春秋勤務を経て文筆活動に入る。1987年『明治新選組』でエンタテイメント小説大賞、1993年『五左衛門坂の敵討』で中山義秀文学賞、1994年『二つの山河』で直木賞、2005年『落花は枝に還らずとも』で新田次郎文学賞を受賞。歴史に題材をとった小説・評伝・エッセイの著者多数。近著に『花ならば花咲かん』『幕末維新史の定説を斬る』『跡を濁さず』がある。