猫弁と透明人間

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猫弁と透明人間

ネコベントトウメイニンゲン

文芸(単行本)

「はじめておたよりします。ぼくはタイハクオウムが心配で、昼も眠れません。 透明人間より」天才弁護士、百瀬のもとに届いたそのメールは、ゴースト弁護士の沢村から送られたものだった。ひきこもりの沢村は、自らが担当した訴訟の結末が気になり、オウムの無事を百瀬に託す。百瀬はオウムを救い出し、透明人間の正体を探る。沢村が取り組む医療ミス問題に不審な点を発見した百瀬は、奇跡の弁護で法廷の流れを逆転させる。


天才弁護士・百瀬のもとに、一通のメールが届いた。「はじめておたよりします。ぼくはタイハクオウムが心配で、昼も眠れません。 透明人間より」
そのメールは法廷に立たずに事件を解決するゴースト弁護士、沢村から送られたものだった。ひきこもりで人と話せない沢村は、自らが解決した事件の結末が気になり、オウムの行く末を百瀬に託す。
この依頼人はきっと困っているはずだ――。百瀬はタイハクオウムを救い出し、メールを手がかりに透明人間の正体を探る。沢村が取り組む医療ミス問題に不審な点を発見した百瀬は、奇跡の弁護で法廷の流れを逆転させる。
果たして百瀬は、オウムを、ゴースト弁護士を、患者を、救うことができるのか?


書誌情報

紙版

発売日

2012年06月16日

ISBN

9784062177603

判型

四六変型

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

ページ数

266ページ

著者紹介

著: 大山 淳子(オオヤマ ジュンコ)

2006年、『三日月夜話』で城戸賞入選。 2008年、『通夜女』で函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞グランプリ。 2011年、『猫弁~死体の身代金~』にて第三回TBS・講談社ドラマ原作大賞を受賞。デビュー作『猫弁』は単行本と文庫をほぼ同時に発売し、どちらも大反響を得て版を重ねている。

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