
みんな不安に思っているのにだれも口にしない「人生とお金」の話
ミンナフアンニオモッテイルノニダレモクチニシナイジンセイトオカネノハナシ
- 著: 岡村 聡
日本を覆っている不安の源はなんだろう?
少子高齢化が進み、社会保障における世代間格差はますます増大しています。若い世代では、「どうせ年金なんてもらえない」としらけきっている人もたくさんいるようです。本書は、若き金融エキスパートである著者が、日本にただよう閉塞感を打ち破ろうと全身全霊をこめて書いた、「国に人生を預けない」で生きるための人生設計術です。
・国民年金に加入していない人は、税金の払い損
・30年後の年金給付額は3割減、保険料は3割増
・「何となく不安」の正体は3000万円
・あまりにリターンの低い日本の年金運用
・若い世代ほど、「時間」が武器になる
・投資に関する情報の大半はウソである
・「なにも考えない」「ほったらかし」が最強の投資法
・日本が「金持ちの国」でいられるうちにできること
・月1万円で、人類の進歩に投資できる時代
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目次
第1章 年金制度のなにが問題なのか?
親の世代と大きな格差が生れた理由
年金改革はどこまで可能か?
年金の基本的仕組みについて
無知から生じる年金未納問題
サラリーマンは恵まれている?
公的年金はどのように運用されているのか?
日本国債は破綻するのか?
日本は年金先進国になれない
第2章 お金の問題ときちんと向き合うために
あなたが感じている不安の正体は何か?
ではどうやって貯めるのか?
「日本人は投資が苦手」はウソ
具体的にどのような投資をすべきか?
株式+債券が最強の投資法
第3章 不安が消えていく「マイ年金」運用術
あなたがほぼ確実に市場で勝てない理由
絶対に市場に負けない投資法とは?
プロに運用を任せると損をする
シンプルで透明なインデックス投信の魅力
世の中には怪しい金融情報があふれている
ポートフォリオはこう組もう
時間を「武器」にすれば必ず勝てる
いよいよ口座開設――
マイ年金のメンテナンスはどうするか?
30年後の話をしよう――マイ年金の使い方
第4章 人類の未来にかければ、人生が楽しくなる
僕が金融に興味をもったきっかけ
日本人の金融リテラシーはもっと向上する
「恫喝系」と「大丈夫系」は信頼するな
歴史に学べば、暴落も恐くない
人類の未来に投資しよう
書誌情報
紙版
発売日
2012年12月21日
ISBN
9784062177672
判型
四六
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
ページ数
258ページ
著者紹介
1979年大阪生まれ。東京大学工学部卒。東京大学大学院学際情報学府修了。マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、国内大手プライベートエクイティ・ファンド、アドバンテッジパートナーズに勤務。2010年、外資系金融会社に勤める妻とともにS&Sinvestmentsを立ち上げる。ファイナンシャル・アドバイザーの業務をこなしながら、現在、シンガポールでファンドを立ち上げる計画を進行中。証券業界ではなく顧客サイドによりそった金融情報の提供に定評がある。著書に『20代で知っておきたいお金のこと』(中経出版)『完全レベル別 30代~50代のための海外投資「超」入門』(東洋経済新報社)『「29歳貯金ゼロ!年収300万!このままで大丈夫か!?」と思ったら読む本』(ダイヤモンド社)など。