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ジョン・マン 望郷編
ジョンマンボウキョウヘン
- 著: 山本 一力

WOW! ついに辿り着いたアメリカ本土、ニューベッドフォード港に、ジョン・マンの雄叫びが響き渡る。ハワイ、グアム、南氷洋、ブラジル。そして故郷の土佐・室戸沖では、津呂組の鯨獲りに遭遇。日本の鯨漁に乗組員たちが感嘆の声を上げる中、一人、万次郎は海を見つめ、唇を噛みしめる。仲間が待っている。いまはまだ帰れない――。二年にわたる長き航海と少年の成長。16歳になったジョン・マン、新天地での暮らしが始まる。
WOW! ついに辿り着いたアメリカ本土、ニューベッドフォード港に、ジョン・マンの雄叫びが響き渡る。ハワイ、グアム、南氷洋、ブラジル。そして故郷の土佐・室戸沖では、津呂組の鯨獲りに遭遇。日本独自の鯨漁に乗組員たちが感嘆の声を上げる中、一人、万次郎は海を見つめ、唇を噛みしめる。
仲間が待っている。いまはまだ帰れない――。
二年にわたる長き航海と、少年の成長。16歳になったジョン・マン、新天地での暮らしが始まる。
書誌情報
紙版
発売日
2012年12月21日
ISBN
9784062181198
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
354ページ
初出
『小説現代』2012年1月号~4月号、7月号~12月号(「ジョン・マン 青雲編」から改題)
著者紹介
(やまもと・いちりき) 1948年高知県高知市生まれ。都立世田谷工業高校卒業。14歳のときに上京し、高校卒業後、旅行代理店、広告制作会社、商社など十数種の職業を経験。1997年、「蒼龍」で第77回オール讀物新人賞を受賞。2002年、『あかね空』で第126回直木賞を受賞。他の著書に、『損料屋喜八郎始末控え』『深川黄表紙掛取り帖』『まとい大名』『銀しゃり』『菜種晴れ』『いすゞ鳴る』『ジョン・マン 波濤編』『ジョン・マン 大洋編』『たまゆらに』『龍馬奔る 少年編』『とっぴんしゃん』『朝の霧』などがある。