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講談社の名作絵本 ごんぎつね
ゴンギツネコウダンシャノメイサクエホン

いたずら狐のごんは、兵十が川で捕った魚やウナギを逃してしまいます。しばらくして兵十の母親の葬列を見たごんは、そのとき逃がした魚やウナギは、兵十が病気の母親のためにとっていたのだと気づきます。
なんとかおわびをしたいと思う、ごん。けれど、ぬすんだ鰯を兵十の家になげこんで、かえって迷惑をかけてしまいます。ごんは心を入れ替え、自分の力で償いをはじめます。
けれど兵十は毎日届けられる栗や松茸の意味がわからず、神様のおかげだと思い込んでしまいます。
翌日、ごんが家に忍び込んだことに気づいた兵十は、またいたずらに来たのだと思いこみ銃口をむけます……。
「ごん、おまえだったのか。いつも、栗をくれたのは。」というラストは、涙なしには読めません。教科書でもおなじみの新美南吉の名作を、柿本幸造のやわかくあたたかい絵で絵本化。
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書誌情報
紙版
発売日
2013年01月11日
ISBN
9784062181594
判型
AB
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
36ページ
初出
著作権者の了解のもと、1991年に刊行した「講談社のおはなし絵本館18 ごんぎつね・赤いろうそくと人魚」に掲載された「ごんぎつね」の原画に再編集をほどこし、新たに単行本として刊行したもの。文章は、大日本図書刊「校定 新美南吉全集」を底本としている。
著者紹介
1913年愛知県生まれ。童話作家。東京外国語学校卒業。教員などをしながら、童話のほかたくさんの詩や小説を書いた。1943年結核により30歳の若さで亡くなる。代表作に「ごんぎつね」「手袋を買いに」「おぢいさんのランプ」「牛をつないだ椿の木」「花のき村と盗人たち」等がある。
1915年広島県生まれ。絵本作家。代表作に「どうぞのいす」(ひさかたチャイルド)「どんくまさんシリーズ」(至光社)、「おかえりくまくん」(佼成出版社)などがある。 『みなと』『おやまのがっこう』ほかで小学館絵画賞受賞。 1998年没