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講談社のおはなし絵本箱 おやゆびひめ
オヤユビヒメ

朝ドラのオープニングイラストで今、まさに大注目の荒井良二さん。愛らしさと卓越した技法による見応えのある絵で刊行当時も話題を集めた『おやゆびひめ』を新装化し、幅広い世代で親しめる造本へと変更いたしました。
三木卓さんの文章は名作にふさわしい端正なたたずまいと、子どもの読む力を考慮に入れたよみやすさが絶妙で、長く本棚に置いておきたくなる1冊となるでしょう。
今こそ、美しい絵と文が一体化した名作のよさを伝えていきたいと、シリーズの新装復刊を開始いたします。
なかでもアンデルセンの代表作のひとつ、『おやゆびひめ』は、幅広い世代に手にとっていただきたい名作です。
チューリップの花から生まれたおやゆびほどの大きさの女の子が、あるときは、ガマガエルにつれさられ、無理矢理お嫁さんにされそうになったり、コガネムシにさらわれたり、ノネズミのおばあさんには、モグラのお嫁さんにされそうになったりしますが、やがては、花を守る妖精の王子様とむすばれるというハッピーエンドの物語。
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書誌情報
紙版
発売日
2013年01月19日
ISBN
9784062182133
判型
AB
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
36ページ
初出
この本は1999年刊行の「えほん 世界のおはなし16 おやゆびひめ」を新装化したもの。
著者紹介
文: 三木 卓(ミキ タク)
三木卓(みき たく) 1935年、静岡県生まれ。早稲田大学文学部ロシア文学科卒業。1967年に詩集『東京午前三時』でH氏賞受賞。「鶸」で芥川賞、『小噺集』で芸術選奨文部大臣賞、『路地』で谷崎潤一郎賞、『ぽたぽた』で野間児童文芸賞、『裸足と貝殻』で読売文学賞、『北原白秋』で毎日芸術賞ほか受賞。2007年に日本芸術院賞恩賜賞受賞。詩、小説、児童文学など幅広い分野で活躍。近刊に『K』(講談社)がある。
荒井良二(あらい りょうじ) 1956年、山形県生まれ。 日本大学芸術学部美術学科卒業。『ルフランルフラン』で日本絵本賞、『たいようオルガン』でJBBY賞、『森の絵本』(作・長田弘)で講談社出版文化賞を受賞するほか、ボローニャ児童図書展特別賞、小学館児童出版文化賞など受賞多数。2005年にアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞。2006年に「スキマの国のポルタ」で文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞。