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フランシス子へ
フランシスコヘ
- 著: 吉本 隆明
吉本隆明が最晩年(亡くなる3か月前)に、自らの老いに重ね合わせながら語った、最愛の猫・フランシス子の死。「戦後思想界の巨人」が、老、病、死、そしてその悲しみをどう受け止め、どう乗り越えたのかを、考察する一冊。吉本隆明の一周忌に寄せて刊行。
書誌情報
紙版
発売日
2013年03月09日
ISBN
9784062182157
判型
四六
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
130ページ
著者紹介
1924年、東京・月島生まれ。詩人、文芸批評家、思想家。 東京工業大学電気化学科卒業後、工場に勤務しながら詩作や評論活動をつづける。日本の戦後思想に大きな影響をあたえ、文学や芸術だけでなく、政治、経済、国家、宗教、家族や大衆文化にいたるまで、人間社会のあらゆる事象を縦横無尽に論じ、「戦後思想界の巨人」と呼ばれた。長女は漫画家のハルノ宵子。次女は作家のよしもとばなな。 2012年3月16日逝去。