北極男

北極男

ホッキョクオトコ

大学を中退し、突然冒険を思い立って行った先が北極! それ以来12年間に12回も北極冒険を繰り返し、海外といえば北極しかしらない男が目指すのは、日本人初の「単独無補給徒歩」での北極点到達だった! 前人未到の秘境の謎に切り込むノンフィクションでも、危険でスリルに満ちた冒険譚でもない、ひたすら地味で等身大な行程に身を捧げた、未熟でフツーな日本人(本人談)による極北の旅の記録!(解説・角幡唯介)。


生き方に悩んで大学を中退し、突然冒険を思い立って生まれて初めて行った海外がいきなり北極! 
それ以来12年間に12回も北極冒険を繰り返し、海外といえば北極しかしらない男が目指すのは、日本人初となる「単独無補給徒歩」での北極点到達だった! 
魚の冷凍庫より寒いマイナス50度にもなる極寒の地で、空腹と疲労とホッキョクグマの恐怖に悩まされ、時に突然足元の氷が割れて冷たい北の海に沈む悪夢にうなされながら、なぜ彼はそれほどまでに「北極」にこだわるのか。彼はいったい、北極で何を成し遂げようとしているのだろうか? 
これは、前人未到の秘境の謎に切り込むノンフィクションでも、危険でスリルに満ちた冒険譚でもない、ひたすら地味で等身大な行程に身を捧げた、未熟でフツーな日本人(本人談)による極北の旅の記録である! 
「あなたはなぜ、北極に行くのですか?」「そこに、何もないからです」「……!?」アザラシとホッキョクグマの住む土地におじゃました「北極男」の夢は極夜にひらく……のか?(解説・角幡唯介=平成25年度講談社ノンフィクション賞受賞)。


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  • 次巻

目次

プロローグ〈ある取材記者との会話〉
1回目 初めての北極
2回目 北極一人旅
3回目 単独初挑戦
4回目・5回目 出会い
6回目 犬ゾリ2000kmの旅
7回目・8回目 挫折
〈ある取材者との会話・その2〉
9回目・10回目 再起
11回目 角幡とフランクリン隊を追う
12回目 無補給単独徒歩による挑戦
13回目? 北極点を越えて
《あとがき》

書誌情報

紙版

発売日

2013年11月16日

ISBN

9784062182485

判型

四六

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

224ページ

著者紹介