人生の究極

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人生の究極

ジンセイノキュウキョク

文芸(単行本)

永井荷風や松本清張など偉大なる作家たちの足跡。言葉をとことん追い詰めて17文字に凝縮する俳句の世界。大震災の極限状況に出現した、原風景の価値。忠臣蔵から憲法改正まで、歴史と政治を検証する白熱の対談。それぞれの究極が現代の「生き方」に収斂する、吉川英治文学賞作家の熱いメッセージ。


未曾有の経験をした日本人は、これからどう生きていくべきか。
文芸や歴史などを通じて明日への活力を高める、ベスト・エッセイ集!

永井荷風や松本清張など偉大なる作家たちの足跡。言葉をとことん追い詰めて17文字に凝縮する俳句の世界。大震災の極限状況に出現した、原風景の価値。忠臣蔵から憲法改正まで、歴史と政治を検証する白熱の対談。それぞれの究極が現代の「生き方」に収斂する、吉川英治文学賞作家の熱いメッセージ。


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目次

第一章 作家の究極
 自由人作家 永井荷風
 エンターテインメントの神、管理社会への痛烈な風刺
 同期の理念
 尾頭付きの作品──解説『高台の家』松本清張
 流れる星が生んだ作家──解説『父への恋文』藤原咲子
 ブレークシリーズの予告──解説『お仙探索手帖 鐘の音』山内美樹
 いのちの距離 辺見じゅん氏追悼
 作家・森村誠一が見た挿絵
 辺見じゅん『天涯の紺』を読む
 「作家たちの万葉集」松本清張
 インタビュースペシャル “作家”の証明
 この人・この3冊 笹沢左保
 他
第二章 表現の究極
 デジタルカメラによる俳句の新たな表現
 角川春樹一行詩集『荒地』添説──業としての一行詩
 おくのほそ道・新紀行
 佐高信の甘口でコンニチハ! 人はみな“途上の旅人”
 国民俳道
 景品道
 携帯から始まる新たな表現
 カルチャー対談・黛まどか氏 言葉がもたらす救いとは
 白鳥やいずこより来、いずこへ行く
 始めてみよう、写真俳句
 開眼の句
 おくのほそ道の再生──永遠の芭蕉道
 他
第三章 歴史の究極
 憲法の前文はぞくぞくするような名文だ──対談・井上ひさし
 いま、“日本人のヘソ”を問う──対談・井上ひさし
 歴史の海の水先案内人
 遠い夏
 時代を逆行した半農半士の剣客集団新選組
 『真説忠臣蔵』文庫化にあたって──もうひとつのあとがき
 師走といえば…忠臣蔵について語り合いましょう──対談・諸田玲子
 他
第四章 社会の究極
 生き甲斐ある眠り
 今年の年賀状 二〇一〇年・虎の巻
 終の住処
 今年の年賀状 二〇一一年・うさぎ耳(早耳)特集
 絵画の音楽化──北京での挑戦
 満天の星の下、生きている証
 東北大震災に想う
 おいしい雲虎
 可能性の狩人
 書店との出合い──一期一会の「あの」
 今年の年賀状 二〇一二年・龍言秘語特集
 松原治氏追悼文
 便奴の岐路
 「老進気鋭」年金返上という選択
 老進気鋭
 生存から生活へ 命の階段
 妻に褒められれば、加齢もまた楽しい
 精神文化の成果
 一味一会
 他

書誌情報

紙版

発売日

2013年03月16日

ISBN

9784062182768

判型

四六変型

価格

定価:2,090円(本体1,900円)

ページ数

290ページ

電子版

発売日

2013年04月26日

JDCN

0621827600100011000R

著者紹介

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