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わらうきいろオニ
ワラウキイロオニ
ある山のおくに、きいろいオニがすんでいました。なかよしだったやまんば一家がひっこしてしまってから、きいろいオニはひとりぼっち。毎日たいくつだったので、山を下りて人間のすむ町に行くことにしました。
町につくと、こどもたちのたのしそうなこえがきこえてきました。おおぜいのこどもたちが、べんきょうをしたり、うんどうをしたり、うたったり、あそんだりしています。そこは、学校というところでした。 ──本文より。
赤でも青でもない、きいろのオニはお手玉が得意です。そんなきいろいオニがある日人間の学校にやってきて友達をつくろうとしますが、子どもたちに、きいろなんて、変なオニ、と言われて悲しくなります。きいろオニは子どもたちに面白がってもらうためにどろだらけになってお手玉をしたり、校長先生にアッカンベーをしたりと、いろいろ無理をしてしまうのですが……。
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書誌情報
紙版
発売日
2013年08月01日
ISBN
9784062184229
判型
A5変型
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
88ページ
電子版
発売日
2018年03月02日
JDCN
06A0000000000013973D
著者紹介
法政大学非常勤講師 1998年、『でりばりぃAge』で第39回講談社児童文学新人賞受賞し、翌年、単行本デビュー。 2004年、『ピアニッシシモ』(講談社)で第33回児童文芸新人賞受賞。 『ココロ屋』(文研出版)が第58回青少年読書感想文全国コンクール小学中学年の部 課題図書に。 その他、『プラネタリウム』『プラネタリウムのあとで』『でりばりぃAge』『シャボン玉同盟』『スリースターズ』(以上講談社)『空色の地図』(金の星社)『スノウ・ティアーズ』(角川書店)『雲のはしご』(岩崎書店)『きみスキ 高校生たちのショートストーリーズ』(ポプラ社)など著書多数。2012年開講の世田谷区立船橋希望中学校の校歌も作詞するなど幅広く活動。