みずうみの歌

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みずうみの歌

ミズウミノウタ

文芸(単行本)

「すべてはあの町から始まったのよね」母が最期に残した言葉の真意を知るため、独りになった少年は母の故郷を訪れる。手がかりは古いモノクロフィルムと未完の小説。町は徐々に陥没がすすみ、一部が大きな湖に飲み込まれていた。湖底に残された“思い出の品”を回収する男性・モグリに出会った少年は、しなやかに泳ぐ姿から“サカナ”と名付けられ、彼の仕事を手伝うことに。少年は母の想いと顔を知らない父の秘密に近付いていく。


「すべてはあの町から始まったのよね」
母が最期に残した言葉の真意を知るため、
独りきりになった少年は母の故郷を訪れる。
手がかりは古いモノクロフィルムと未完の小説。
町は徐々に陥没がすすんでいて、一部が大きな湖に飲み込まれていた。
湖底に残された“思い出の品”を回収する男性・モグリに出会った少年は、
しなやかに泳ぐ姿から“サカナ”と名付けられ、彼の仕事を手伝うことに。
そのモグリもまた、過去にある秘密を抱えていた。
サカナは、聞けなかった母の想いと顔を知らない父の秘密に近付いていく。


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書誌情報

紙版

発売日

2013年10月24日

ISBN

9784062185905

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

282ページ

電子版

発売日

2016年03月25日

JDCN

0621859000100011000K

著者紹介

著: ほしお さなえ(ホシオ サナエ)

1964年東京生まれ。2003年に『ヘビイチゴ・サナトリウム』(東京創元社)が第12回鮎川哲也賞最終候補となり、ミステリ・デビュー。他の著作に『恩寵』(角川書店)、『空き家課まぼろし譚』(講談社)、『夏草のフーガ』(幻冬舎)、児童書として『お父さんのバイオリン』、『ものだま探偵団・ふしぎな声のする町で』(ともに徳間書店)などがある。美しい筆致と温かな世界観が魅力。

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