純粋異性批判 女は理性を有するのか?

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純粋異性批判 女は理性を有するのか?

ジュンスイイセイヒハンオンナハリセイヲユウスルノカ

文芸(単行本)

「仕事と私とどっちが大事なの!」「浮気するなら私にわからないようにして!」……男には決して理解できない女の論理は、一体どこから生まれるのか?カントの『純粋理性批判』の構成に倣いつつ、「女という不可解」を徹底解剖する大胆不敵な女性論にして最良のカント入門書。


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目次

序章 いかにして純粋女性理性の判断は可能か?
第一章 純粋女性理性の論理学
 第一節 純粋女性理性のカテゴリー論
 第二節 純粋女性理性の原則論
 第三節 純粋女性理性の弁証論
  1 純粋女性理性の誤謬推理
   間奏曲 カントの女性観
  2 純粋女性理性のアンチノミー
  3 純粋女性理性の理想
  4 純粋女性理性の弁証論総括  
第二章 純粋女性理性の感性論
第三章 純粋女性理性の倫理学
 第一節 純粋女性理性と定言命法
 第二節 道徳法則に対する尊敬
 第三節 魂の不死の要請
 第四節 神の現存在の要請  
終章 『純粋異性批判』の射程
 第一節 理性という暴力
 第二節 なぜ女の哲学者はいないのか?

書誌情報

紙版

発売日

2013年12月07日

ISBN

9784062186841

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

234ページ

電子版

発売日

2014年01月24日

JDCN

0621868400100011000Y

初出

『新潮45』2009年6月号~2010年12月号

著者紹介

著: 中島 義道(ナカジマ ヨシミチ)

中島義道(なかじま・よしみち) 1946年生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院哲学専攻修士課程修了。ウィーン大学にて哲学博士号取得。電気通信大学教授を経て、現在は哲学塾を主宰。主な著書に『哲学の教科書』『「時間」を哲学する』『ウィーン愛憎』『うるさい日本の私』『人生を<半分>降りる』『私の嫌いな10の言葉』『働くことがイヤな人のための本』『カントの読み方』『女の好きな10の言葉』『『純粋理性批判』を噛み砕く』『異文化夫婦』『非社交的社交性 大人になるということ』等多数。

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