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舞台
ブタイ
- 著: 西 加奈子

生きているだけで恥ずかしい――。自意識過剰な青年の、馬鹿馬鹿しくも切ない魂のドラマ!29歳の葉太は初めての海外一人旅でニューヨークを訪れる。恥ずかしい観光客と思われないよう、ガイドブックを暗記して臨んだ葉太だったが、滞在初日で盗難に遭い、無一文に。虚栄心と羞恥心に縛られて助けを求めることすらできないまま、一人マンハッタンを彷徨う羽目に……。決死の街歩きを経て、葉太が目にした衝撃的な光景とは――?
「生きているだけで恥ずかしい――。」自意識過剰な青年の、馬鹿馬鹿しくも切ない魂のドラマ!
29歳の葉太はある目的のためにニューヨークを訪れる。初めての一人旅、初めての海外に、ガイドブックを暗記して臨んだ葉太だったが、滞在初日で盗難に遭い、無一文になってしまう。虚栄心と羞恥心に縛られた葉太は、助けを求めることすらできないまま、マンハッタンを彷徨う羽目に……。決死の街歩きを経て、葉太が目にした衝撃的な光景とは――?
思い切り笑い、最後にはきっと泣いてしまう。圧倒的な面白さで読ませる、西加奈子の新境地長編小説!
書誌情報
紙版
発売日
2014年01月10日
ISBN
9784062187084
判型
四六
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
194ページ
初出
『群像』2013年9月号
著者紹介
西加奈子(にし・かなこ) 1977年、イラン・テヘラン生まれ。2004年『あおい』でデビュー。2005年『さくら』が26万部を超えるベストセラーに。2007年に『通天閣』で織田作之助賞を、2011年に咲くやこの花賞を受賞。2013年、『ふくわらい』で第148回直木賞候補、第1回河合隼雄物語賞受賞。ほかの著書に『しずく』『炎上する君』『白いしるし』『円卓』『漁港の肉子ちゃん』『ふる』など。