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闇に香る嘘
ヤミニカオルウソ
- 著: 下村 敦史

村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果適さないことが分かる。和久は兄の竜彦に移植を頼むが、検査さえも頑なに拒絶する兄の態度に違和感を覚える。中国残留孤児の兄が永住帰国をした際、既に失明していた和久は兄の顔を確認していない。27年間、兄だと信じていた男は偽者なのではないか――。全盲の和久が、兄の正体に迫るべく真相を追う。有栖川有栖氏が「絶対評価でA」と絶賛した第60回江戸川乱歩賞受賞作!
「週刊文春2014ミステリーベスト10」国内部門 第2位
「このミステリーがすごい!2015年版」国内編 第3位
歴代の江戸川乱歩賞受賞作で両ランキングのベスト3に入ったのは史上初の快挙!
村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。和久は兄の竜彦に移植を頼むが、検査さえも頑なに拒絶する兄の態度に違和感を覚える。中国残留孤児の兄が永住帰国をした際、既に失明していた和久は兄の顔を確認していない。
27年間、兄だと信じていた男は偽者なのではないか――。
全盲の和久が、兄の正体に迫るべく真相を追う。
選考委員の有栖川有栖氏が「絶対評価でA」と絶賛し、選考会では満場一致で受賞が決定。
第60回を迎える記念の年にふさわしい、江戸川乱歩賞受賞作!
目次
闇に香る嘘
江戸川乱歩賞授賞リスト
書誌情報
紙版
発売日
2014年08月06日
ISBN
9784062190947
判型
四六変型
価格
定価:1,705円(本体1,550円)
ページ数
340ページ
初出
選考会の意見を踏まえ、刊行にあたり応募作を加筆・修正した。
著者紹介
下村敦史(しもむら・あつし) 1981年京都府生まれ。99年に高校を自主退学し、同年、大学入学資格検定合格。2006年より江戸川乱歩賞に毎年応募し、第53回、第54回、第57回、第58回の最終候補に残る。2014年に9回目の応募となる本作で第60回江戸川乱歩賞を受賞。