私の記憶が消えないうちに デコ 最後の上海バンスキング

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私の記憶が消えないうちに デコ 最後の上海バンスキング

ワタシノキオクガキエナイウチニデコサイゴノシャンハイバンスキング

性格派女優であり恋多き女・吉田日出子は、いま深刻な障害にとりつかれている。記憶が去ってゆくという症状に。
その発症以前から、最後の一冊としてライター・小峰敦子さんに語っていた女優の一生。
現在、生まれ育った家で同居する母・正子さんは、医師にして三度結婚した豪傑。戦前のフランス・パスツール研究所へ留学し、パリで岡本太郎や早川雪州と交流も持った。
おもしろエピソード満載の自伝エッセイ。
吉田日出子が、2012年11月、観客の前で歌う最後となるであろう舞台(新宿領山泊公演)での熱唱、ミュージカル『上海バンスキング』の劇中歌、「ウエルカム上海」
Youtubeにて公開中!

http://youtu.be/qvWGEwzFtZo


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書誌情報

紙版

発売日

2014年11月28日

ISBN

9784062191104

判型

四六

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

234ページ

著者紹介

著: 吉田 日出子(ヨシダ ヒデコ)

女優 1944年金沢市生まれ。彫刻家だった父は、日出子の生後1ヵ月で出征し、戦死した。医師だった母が東京・赤羽で開業、その後再婚し、三人姉妹の次女として育つ。都立北園高校卒業後、1962年俳優座養成所へ。そこで、のちに六本木のビルの地下で劇団をともにする串田和美、斎藤憐らと知り合う。 1966年、串田らと「アンダーグラウンドシアター自由劇場」を旗上げ(75年から「オンシアター自由劇場」と改称)。79年、いまや伝説となった『上海バンスキング』が初演となり、その主役・正岡まどかを演じ小劇場のヒロインから全国的な人気女優となる。同作で紀伊國屋演劇賞を受賞。 自由劇場での代表作に、『もっと泣いてよフラッパー』黄昏のボードビル』などがある。1986年、菊田一夫演劇賞。 独特な存在感から舞台以外の映画、テレビドラマにも多数出演。89年、日本アカデミー賞助演女優賞を受賞。