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佐藤優の10分で読む未来 キーワードで即理解 戦争の予兆編
サトウマサルノジュップンデヨムミライキーワードデソクリカイセンソウノヨチョウヘン
- 著: 佐藤 優
本書のコンセプトはズバリ「あの佐藤優氏の国際分析と未来予測を、わずか1テーマ10分で体得できる本」です。
著者の佐藤優氏は、外務省で主任分析官を務めていた時代に、国際情勢のポイントを簡潔にまとめた「分析メモ」を週に2~3通作成しては首相官邸に届けていました。
その佐藤氏が自らのメールマガジン創刊を機に、この「分析メモ」を復活させ、現在も執筆を続けています。これが外交のプロやビジネスパーソンの間でたいへん好評のため、今回、分析メモの一部を抜粋して書籍化することになりました。
また、分析メモの内容を「もっとわかりやすく、手早く知りたい」という方のために、佐藤氏が現在出演しているラジオ番組「くにまるジャパン」(文化放送)で、パーソナリティの野村邦丸氏との軽妙な「国際分析トーク」も掲載しました。まずは「くにまるジャパン」のトークで、基礎的な理解を深め、分析メモを精読することで佐藤流の分析手法をじっくりと味わう、ハイブリッド型の書籍です。
本書のもう一つの特徴は、国際情勢を読み解く上での補助線=大きなヒントとなる「キーワード」の視点から各章がまとめられている点です。
第2巻となる本書では、「反知性主義」「レッドライン外交」「毒サソリVS.毒ヘビ」
「集団的自衛権」といったキーワードがでてきます。
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目次
11 「アラブの冬」最善の処方箋は他国の内政不干渉
12 「ナチス」発言で露見した日本の「反知性主義」
13 米国「レッドライン外交」はなぜ終焉するのか
14 「日本版NSC」設立は戦争参加への第一歩に
15 「面倒な隣人」中国とのつきあい方
16 「ナンバー2処刑」でバランスを保つ北朝鮮
17 怒れる沖縄は「民族問題の初期段階」に
18 安倍政権は「プーチン・チャネル」をつくれるか
19 「毒サソリVS.毒ヘビ」の戦い――ウクライナその1
20 「新帝国主義時代」の局地戦――ウクライナその2
21 「限定的な集団的自衛権」という幻想
22 日本・イスラエル間の「サイバー協力態勢」
23 「混迷するシリア・イラク」に自衛隊が派遣される日
書誌情報
紙版
発売日
2014年11月19日
ISBN
9784062192675
判型
新書
価格
定価:880円(本体800円)
ページ数
224ページ
著者紹介
佐藤 優 さとう・まさる 1960年生まれ。75年、浦和高校入学。79年同志社大学神学部入学、85年同大学大学院神学研究科修了後、外務省に入省。在英国日本国大使館、在ロシア連邦日本国大使館に勤務後、95年より外務省国際情報局分析第一課へ。主任分析官として活躍する。 2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕され、512日間東京拘置所に勾留される。05年2月、執行猶予付き有罪判決を受け、09年に最高裁で上告棄却、有罪が確定し、外務省を失職。釈放中から精力的な執筆活動に取り組み、書籍、論文を発表してきた。 05年のデビュー作『国家の罠』で第59回毎日出版文化賞特別賞、次作の『自壊する帝国』で第5回新潮ドキュメント賞、第38回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した。主な著書に『甦る怪物 私のマルクス』『外務省に告ぐ』『新帝国主義の時代』『宗教改革の物語など多数。