プラネット・オルゴール

　「－人は死んだらどこへ行くの?―」封印していた少年時代の思い出を取り戻しに、星に導かれるように、永遠の音楽が聴こえる約束の高原に戻っていく。12歳の夏休みを、清里に住む父の友人のペンションで過ごしたとおる。そこで同い年のゆりかと過ごしたその夏は、とおるにとって特別な夏となった。25歳になったとおるは、ある手紙をきっかけに、ゆりかとの約束を果たすため、思い出の中に封印していた高原へ向かう。


　「－人は死んだらどこへ行くの?―」
封印していた少年時代の思い出―――。
星に導かれるように、永遠の音楽が聴こえる約束の高原に戻っていく。
12歳の夏休みを、清里高原の住む父の友人のペンションで過ごしたとおる。
そこで同い年のゆりかと過ごしたその夏は、とおるにとって特別な夏となった。
25歳になったとおるは、ある手紙をきっかけに、ゆりかとの約束を果たすために、思い出の中に封印していた高原へと戻っていく。

目次

１　星の死と少女
２　星の家
３　ゆりか
４　オルゴール博物館
５　三百六十度の星空
６　魂の蝶
７　命の声
８　オルフェウスの夜
９　謎のディスク

書誌情報

紙版

• 発売日: 2015年02月14日
• ISBN: 9784062193900
• 判型: 四六
• 価格: 定価：1,430円（本体1,300円）
• ページ数: 194ページ

著者紹介

著： 小沢　章友（オザワ　アキトモ）

1949年、佐賀県生まれ、早稲田大学政経学部卒業後、コピーライターを経て作家に。 児童書でのおもな作品に『飛べ！　龍馬』『織田信長－炎の生涯－』『豊臣秀吉－天下の夢－』『徳川家康－天下太平－』『黒田官兵衛－天下一の軍師－』『平清盛－運命の武士王－』『西遊記』『三国志（全7巻）』（以上、すべて講談社青い鳥文庫）など。一般向け作品では、『遊民爺さん』（小学館）で開高健賞奨励賞。『夢魔の森』（集英社）、『運命の環』（文藝春秋）、『曼荼羅華』（講談社）、『不死』（小学館）『怪域』（朝日新聞）、『龍之介地獄変』（新潮社）『龍之介怪奇譚』（双葉社）などがある。

装画： 君野　可代子（キミノ　カヨコ）

1967年　神奈川県生まれ 1990年　セツモードセミナー卒業 2012年　ＭＪイラストレーションズ(７期)卒業 2012年度「本屋大賞」3位の大島真寿美さんの『ピエタ』など数々の話題作の装画を手がける