思春期

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思春期

シシュンキ

「未来が明るい、なんて、だれが決めたのでしょう。」「若さはすばらしい、なんてだれが決めたのでしょう。」―。「行きたくない場所は、学校」そして、家に帰っても「ふすまのような扉がついている勉強部屋に逃げ込む」毎日。「自分には価値がなく、生きていてもしかたがないのでは」という暗い気持ちで日々を送る中学生の「わたし」。不安、後悔、劣等感、秘密、孤独、嫉妬、自己嫌悪―。小手鞠るいが描く直球思春期小説。


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目次

不安
第一章 空を見上げてひとりごと
後悔
第二章 消しゴムでは消せない答え
劣等感
第三章 泣きたいときにはお風呂場で
秘密
第四章 本当の友だちって、どういう友だち?
孤独
第五章 なんのために、言葉はあるの?
嫉妬
第六章 ひび割れた鏡に映っているのは
自己嫌悪
第七章 出口の見えない迷路のなかで
希望
第八章 遠ざかる希望の足音を聞きながら
未来
第九章 好きな「もの」と「こと」を見つける
あとがきにかえて

書誌情報

紙版

発売日

2015年03月27日

ISBN

9784062194013

判型

四六

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

ページ数

226ページ

電子版

発売日

2015年05月22日

JDCN

0621940100100011000C

著者紹介

著: 小手鞠 るい(コデマリ ルイ)

小手鞠るい 1956年 岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。 1981年 やなせたかしが編集長をつとめる雑誌「詩とメルヘン」の 年間賞「サンリオ詩とメルヘン賞」を受賞。3冊の詩集を上梓。 1993年 渡米後、「海燕」新人文学賞を受賞。 2005年 『欲しいのは、あなただけ』で島清恋愛文学賞を受賞。 2006年 『エンキョリレンアイ』がベストセラーとなる。 2008年 『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(絵・北見葉胡)で、 ボローニャ国際児童図書賞を受賞。 2011年 『心の森』が第58回青少年読書感想文全国コンクールの 課題図書 小学校高学年の部に選出される。 主な作品に『お菓子の本の旅』『空と海のであう場所』『ふたり』 『野菜畑で見る夢は』『ありえない恋』『ラブ・オールウェイズ』 『アップルソング』『素足の季節』など。

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