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東京藝大物語
トウキョウゲイダイモノガタリ
- 著: 茂木 健一郎

全国から才能が集う「東京藝術大学」。講師として赴任した語り部が、そこで目にしたものは!? 赤ら顔でへらへら近づいてくる「ジャガー」、鳩のような動きでポツポツと話す「ハト沼」、全身で芸術論を戦わせる「杉ちゃん」……。こいつらいったい何なんだ!? アーティストとして成功するのは10年に1人といわれる世界で、芸術に生きようとあがく生徒たちとの交流を、あたたかな眼差しで綴った「100%の青春小説!」
明日のアーティストを目指し、全国から才能が集う「東京藝術大学」。講師として赴任した語り部が、そこで目にしたものは!?
赤ら顔でへらへらと近づいてくる「ジャガー」、鳩のように首を動かしながらポツポツと話す「ハッスン」、突然よくわからない行動を起こし、全身で芸術論を戦わせる「杉ちゃん」……。こいつらいったい何なんだ!?
藝大を出ても、アーティストとして成功できるのは10年に1人といわれる世界で、何者かであろうとあがく学生たちとの交流を、あたたかな眼差しで綴る。
芸術に生きるようとする人たちの葛藤と不器用な戦い。読者に明日の元気をくれる、生の賛歌とも呼ぶべき、「100%の青春小説!」
書誌情報
紙版
発売日
2015年05月26日
ISBN
9784062194785
判型
四六
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
ページ数
216ページ
著者紹介
茂木健一郎 もぎけんいちろう 一九六二年一〇月二〇日、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学、大阪大学、早稲田大学非常勤講師。専門は脳科学、認知科学。 「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。 二〇〇五年、『脳と仮想』で、第四回小林秀雄賞を、二〇〇九年、『今、ここからすべての場所へ』で第12回桑原武夫学芸賞を受賞。 その他の著書に、『クオリア降臨』(文藝春秋)、『ひらめき脳』(新潮新書)、『「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法』『セレンディピティの時代 偶然の幸運に出会う方法』(ともに講談社文庫)などがある。