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たとえ、世界に背いても
タトエセカイニソムイテモ
- 著: 神谷 一心

20XX年の冬,ノーベル賞受賞者を祝う晩餐会が開かれていた。ノーベル医学・生理学賞の受賞者、浅井由希子博士は,祝宴の壇上で紫斑性筋硬化症候群という奇病について語り始める。彼女の息子はその奇病に冒されていたのだ。参列者が息子の治療の為に研究し続けた母親の言葉に感動した。しかし彼女は美談の果てに「私の息子は同級生達に苛め殺されたのです」と言い放つ。こうして,天才医学者による未曾有の復讐劇が幕を開けた。
20XX年の冬,スウェーデンのストックホルムではノーベル賞受賞者を祝う晩餐会が開かれていた。祝宴の最中,ノーベル医学・生理学賞の受賞者である浅井由希子博士は,壇上で紫斑性筋硬化症候群という奇病について語り始める。彼女の息子はその奇病に冒されていたのだ。参列者の誰もが息子の治療の為に研究し続けた母親の言葉に感動した。しかし,彼女は美談の果てにこんな言葉を解き放つ。「私の息子は自殺したのではありません。長峰高校の元一年B組の生徒達に苛め殺されたのです」と。こうして,天才医学者による人類史上,未曾有の復讐劇が幕を開けた。
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書誌情報
紙版
発売日
2015年05月13日
ISBN
9784062194952
判型
四六
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
ページ数
380ページ
電子版
発売日
2018年05月18日
JDCN
06A0000000000016643A
初出
本書は第7回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作『たとえ世界に背いても』を改題のうえ加筆・修正したものです。