深紅の断片 警防課救命チーム

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深紅の断片 警防課救命チーム

シンクノダンペンケイボウカキュウメイチーム

文芸(単行本)

舞川市中央消防署・警防課救急第二係の隊長・真田健志。真面目で責任感の強い彼は、血気盛んな後輩・工藤、運転のエキスパート・木佐貫と三人一組を組み、救急車で出動する日々をおくる。ある晩、「少女を閉じ込めた。早く助けないと死ぬ」という匿名の通報が! 傷つけられた少女の姿を見て、かつてない怒りを覚えた三人は、事件に関わることを決意。彼らは、人々の命と街の平穏を守ることができるのか!?


命を弄ぶ凶悪犯に立ち向かうのは、
命を助ける術しか持たない、救急隊!

舞川市中央消防署・警防課救急第二係の隊長・真田健志。
真面目で責任感の強い彼は、血気盛んな後輩・工藤、
運転のエキスパート・木佐貫と三人一組を組み、救急車で出動する日々をおくる。
ある晩、「少女を閉じ込めた。早く助けないと死ぬ」という匿名の通報が!
犯人と思しき相手が告げた通り、監禁された少女は衰弱しており、
その背中にはトリアージタッグを模したシールが貼られていた。
黒、赤、黄、緑に色分けされた紙片は本来、災害現場などでの治療優先順位を示す。
しかし、犯人が残した紙片は、被害者をどれだけ痛めつけたのかを表し、
次の事件を示唆するものだった。かつてない怒りを覚えた三人は、
事件に関わることを決意。彼らは、人々の命と街の平穏を守ることができるのか!?


目次

プロローグ
第一章 箱の中の少女
第二章 血と灰
第三章 トリアージオフィサー
第四章 見えざる手
エピローグ

書誌情報

紙版

発売日

2015年05月26日

ISBN

9784062195041

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

330ページ

著者紹介

著: 麻見 和史(アサミ カズシ)

1965年千葉県生まれ。立教大学文学部卒業。2006年に『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。大学の解剖学教室を舞台にした医療ミステリーで高く評価される。新人女性刑事・如月塔子が、個性豊かな捜査一課の仲間と共に難事件に挑む、『石の繭 警視庁捜査一課十一係』が、警察小説の新機軸に挑んだ作品として人気を集め、シリーズ化。『蟻の階段』、『水晶の鼓動』、『虚空の糸』、『聖者の凶数』、『女神の骨格』(講談社)が刊行されている。他の著書に、『真夜中のタランテラ』(東京創元社)、『特捜7―銃弾―』(新潮社)がある。今後、さらなる活躍が期待されるミステリー界の気鋭。

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