激動 東京五輪1964

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激動 東京五輪1964

ゲキドウトウキョウゴリン1964

文芸(単行本)

当代きってのミステリー作家7人、華麗なる競作!昭和三十九年十月――。オリンピックに沸く東京を舞台に、ミステリーの最前線を走る七人の思惑が交錯する。変わりゆく街の中で、男たちは何を目指したのか。究極のミステリー・アンソロジー、全編書き下ろし!!


昭和三十九年十月――。
オリンピックに沸く東京を舞台に、ミステリーの最前線を走る七人の思惑が交錯する。

激動の昭和史をひもとく競作シリーズがここに開幕
変わりゆく街で、男たちは何を目指したのか
究極のミステリー・アンソロジー、全編書き下ろし!!

「不適切な排除」 大沢在昌
八ミリフィルムの技術者は、なぜ殺されたのか!?

「あなたについてゆく」 藤田宜永
二十一年前のあの日、私も日の丸を背負っていた。

「号外」 堂場瞬一
特ダネは、よりによって開会式の日にぶつかった。

「予行演習(リハーサル)」 井上夢人
国立競技場に持ち越された、幽霊屋敷の死体騒動。

「アリバイ」 今野 敏
五輪の輪が四つ――死刑求刑は一転して無罪に。

「連環」 月村了衛
黒澤明が降りたオリンピック記録映画を狙え!

「陽のあたる場所」 東山彰良
華やいだ街の片隅で、おれは死の淵に立っていた。


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目次

不適切な排除 大沢在昌
あなたについてゆく 藤田宜永
号外 堂場瞬一
予行演習(リハーサル) 井上夢人
アリバイ 今野 敏
連環 月村了衛
陽のあたる場所 東山彰良

書誌情報

紙版

発売日

2015年09月16日

ISBN

9784062196062

判型

四六変型

価格

定価:1,705円(本体1,550円)

ページ数

290ページ

初出

収録作品参照

収録作品

  • 作品名

    不適切な排除

    初出

  • 作品名

    あなたについてゆく

    初出

  • 作品名

    号外

    初出

  • 作品名

    予行演習

    初出

  • 作品名

    アリバイ

    初出

  • 作品名

    連環

    初出

  • 作品名

    陽のあたる場所

    初出

著者紹介

著: 大沢 在昌(オオサワ アリマサ)

1956年愛知県生まれ。慶應義塾大学中退。1979年『感傷の街角』で小説推理新人賞を受賞しデビュー。1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞、1994年『無間人形 新宿鮫4』で直木賞、2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞、2010年に日本ミステリー文学大賞、2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞。近著に『極悪専用』など。

著: 今野 敏(コンノ ビン)

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の1978年『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞、2008年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。著書に「東京湾臨海署安積班」シリーズ、「同期」シリーズ、近著に『プロフェッション』『潮流』など。

著: 藤田 宜永(フジタ ヨシナガ)

1950年福井県生まれ。早稲田大学中退後、渡仏、エール・フランスに勤める。帰国後、1986年『野望のラビリンス』で小説家デビュー。1995年『鋼鉄の騎士』で日本推理作家協会賞、1999年『求愛』で島清恋愛文学賞、2001年『愛の領分』で直木賞を受賞。近著に『女系の総督』『喝采』『血の弔旗』など。

著: 井上 夢人(イノウエ ユメヒト)

1950年生まれ。1982年、岡嶋二人として『焦茶色のパステル』で江戸川乱歩賞を受賞。1986年『チョコレートゲーム』で日本推理作家協会賞、1989年『99%の誘拐』で吉川英治文学新人賞を受賞後、同年にコンビを解消。1992年『ダレカガナカニイル…』でソロとして再デビュー。近著に『ラバー・ソウル』『the SIX』など。

著: 堂場 瞬一(ドウバ シュンイチ)

1963年茨城県生まれ。2000年『8年』で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。2015年『警察回りの夏』で吉川英治文学新人賞候補。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルの作品を発表し続けている。著書に「警視庁犯罪被害者支援課」シリーズ、「アナザーフェイス」シリーズ、近著に『黄金の時』『十字の記憶』など。10月にデビュー100冊目となる『Killers』を刊行予定。

著: 月村 了衛(ツキムラ リョウエ)

1963年生まれ。早稲田大学卒業。脚本家を経て、2010年『機龍警察』で小説家デビュー。2012年『機龍警察 自爆条項』で日本SF大賞、2013年『機龍警察 暗黒市場』で吉川英治文学新人賞、2015年『コルトM1851残月』で大藪春彦賞、『土漠の花』で日本推理作家協会賞を受賞。近著に『機龍警察 火宅』『槐』など。

著: 東山 彰良(ヒガシヤマ アキラ)

1968年台湾生まれ。5歳まで台北で過ごした後、9歳の時に日本に移る。福岡県在住。2002年『逃亡作法 TURD ON THE RUN』で「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞を受賞し、デビュー。2009年『路傍』で大藪春彦賞、2015年『流』で直木賞を受賞。近著に『ラブコメの法則』『キッド・ザ・ラビット』など。

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