今を生きる 『武士の娘』 鉞子へのファンレター

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今を生きる 『武士の娘』 鉞子へのファンレター

イマヲイキルブシノムスメエツコヘノファンレター

昭和18年に日本で刊行された杉本鉞子著『武士の娘』に20歳直前で出会った星野知子氏。難しいと感じながらも、その言葉がもたらす美しい読後感を忘れられないでいました。鉞子がこの本を執筆した歳に達した星野氏が、再読した時に味わった感激を伝えたいと編んだのが本書です。鉞子がアメリカで食べそこなった桜桃のパイや子どもの頃に食べたであろう長岡赤飯などを再現し、上京時やアメリカで見たであろう風景の図版や写真を集め、あらすじ、解説、コラムを綴りました。明治、大正、昭和を真の国際人として生きた鉞子の魅力に迫ります。


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目次

はじめに
『武士の娘』あらすじと解説
『武士の娘』とは
これから『武士の娘』を読むあなたへ
1長岡・幼少時代
思い出は七色の虹になって
2婚約・上京
花嫁修業は受け継がれて
3女学校時代
「自由」に目覚めて
4アメリカ生活
日本人の誇りを抱いて
5里帰り・出帆
ふるさとに別れを告げて
その後の鉞子
『武士の娘』以後
稲垣家の梅の木ー命のバトンタッチ
おわりに
コラム
鉞子の父は「腰抜け」だったのか?~平助と継之助~
武士の娘の心得
鉞子の読んでいた本
越後なまり
『武士の娘』に登場する食べ物
「アメリカの風習は驚きの連続!」~異文化に飛び込んで~
『武士の娘』の翻訳ふたつ
自伝はない『武士の娘』
国際交流、異文化理解について『武士の娘』の言葉
鉞子の筆跡
杉本鉞子と同時代を生きた女性たち

書誌情報

紙版

発売日

2015年08月28日

ISBN

9784062196703

判型

四六

価格

定価:1,320円(本体1,200円)

ページ数

96ページ

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