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室町耽美抄 花鏡
ムロマチタンビショウハナカガミ
- 著: 海道 龍一朗

庶民の「申楽」を、「能」という幽玄の域にまで高めた世阿弥。金春禅竹はその娘婿となり、指導を受けて深く結びついていった。そして義父の最期のとき、奥義が記された伝書が遺される。世阿弥が伝えようとした秘法とは……表題作のほかに、能楽を大成した世阿弥を描く『風花』/闇を背負って禅の修行に明け暮れた一休宗純を描く『闇鴉』/わび茶の祖・村田珠光を描いた『詫茶』。求道にかけた互いの宿命が交錯する連作歴史小説。
庶民の「申楽」を、「能」という幽玄の域にまで高めた世阿弥。金春禅竹はその娘婿となり、義父とは違う座を率いながらも、指導を受けて深く結びついていった。そして義父の最期のとき、奥義が記された伝書が遺される。世阿弥が禅竹に伝えようとした秘法とは……表題作のほかに、能楽を大成した世阿弥を描く『風花』/闇を背負って禅の修行に明け暮れた一休宗純を描く『闇鴉』/わび茶の祖・村田珠光を描いた『詫茶』。求道にかけた互いの宿命が交錯する連作歴史小説。
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目次
風花 世阿弥元清
花鏡 金春禅竹
闇鴉 一休宗純
詫茶 村田珠光
書誌情報
紙版
発売日
2015年10月01日
ISBN
9784062197380
判型
四六変型
価格
定価:1,980円(本体1,800円)
ページ数
410ページ
電子版
発売日
2016年04月22日
JDCN
0621973800100011000K
初出
「小説現代」2014年6月号~10月号、12月号、2015年1月号掲載「室町耽美」を改題。