東京者がたり

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電子あり

東京者がたり

トウキョウモノガタリ

文芸(単行本)

「東京はいかに私小説作家を形作ったのか」。デビュー作『どうで死ぬ身の一踊り』から、芥川賞受賞作『苦役列車』など、さまざまな作品群の中に描かれてきた東京。東京江戸川区に生まれ、一五歳から東京を流浪したその生き様とともに、土地の思い出と出来事、そして現在への系譜を語る、創作の根源に迫る随筆集。巻末には、新宿生まれの新宿育ちの芸人・玉袋筋太郎氏との特別対談も収録。


「東京はいかに私小説作家を形作ったのか」。
私小説作家として、その生き様と人柄が人気を博す西村賢太氏。デビュー作『どうで死ぬ身の一踊り』から、芥川賞受賞作『苦役列車』など、さまざまな作品群の中に描かれてきた東京。西村氏自身が東京江戸川区に生まれ、一五歳から東京を流浪してきたその生き様とともに、土地の思い出と出来事、そして現在への系譜を語る、まさにその創作の根源に迫る随筆集です。
巻末には、小説『新宿スペースインベーダー』などの作品もある、新宿生まれの新宿育ちの・玉袋筋太郎氏との対談も収録します。


  • 前巻
  • 次巻

目次

東京者がたり 目次
 はじめに
後楽園球場
隅田川
蒲田
早稲田
上野1
上野2
染井墓地
御徒町
鶯谷1
鶯谷2
旧花園町1
旧花園町2
九段坂
下北沢
錦糸町
音羽
築地市場
東京駅
青山
上野桜木町
神宮球場
新東海橋
亀戸
言問通り
北区三景
大森
白金台
日暮里1
日暮里2
神楽坂の銭湯
神田川
新宿二丁目の病院
芝公園
 特別収録
 「東京者対談」玉袋筋太郎×西村賢太
 
東京者がたり

書誌情報

紙版

発売日

2015年10月20日

ISBN

9784062197946

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

210ページ

電子版

発売日

2016年06月24日

JDCN

0621979400100011000E

初出

「小説現代」2012年2月号~9月号、11月号、2013年1月号、3月号、5月号、6月号、8月号、11月号~2014年11月号、2015年1月号~4月号、6月号~8月号。巻末特別収録 東京者対談…「小説現代」2015年9月号。

著者紹介

著: 西村 賢太(ニシムラ ケンタ)

西村 賢太(にしむら けんた) 一九六七年七月一二日、東京都江戸川区生まれ。中卒。二〇〇七年、『暗渠の宿』で第二九回野間文芸新人賞を、二〇一一年、「苦役列車」で第一四四回芥川龍之介賞を受賞。著書に『どうで死ぬ身の一踊り』『二度は行けぬ町の地図』『小銭をかぞえる』『廃疾かかえて』『随筆集 一私小説書きの弁』『人もいない春』『寒灯・腐泥の果実』『西村賢太対話集』『一私小説書きの日乗』『棺に跨がる』『歪んだ忌日』『けがれなき酒のへど 西村賢太自選短篇集』『一私小説書きの日乗 憤怒の章』『薄明鬼語 西村賢太対談集』『随筆集 一私小説書きの独語』『やまいだれの歌』『下手に居丈高』『一私小説書きの日乗 野性の章』『無銭横町』『痴者の食卓』などがある。

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